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2005年03月19日(土) ■ |
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ぼくのミステリな日常(若竹七海) |
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●読了:『ぼくのミステリな日常』(若竹七海) 出版社/著者からの内容紹介 月刊社内報の編集長に抜擢され、若竹七海の不完全燃焼ぎみなOL生活はどこへやら。慣れぬカメラ片手に創刊準備も怠りなく。そこへ「小説を載せろ」とのお達し。プロを頼む予算とてなく社内調達ままならず、大学時代の先輩に泣きついたところ、匿名作家を紹介される。かくして掲載された十二の物語が謎を呼ぶ、贅を凝らしたデビュー作。 目次≫桜嫌い 鬼 あっという間に 箱の虫 消滅する希望 吉祥果夢 ラビット・ダンス・イン・オータム 写し絵の景色 内気なクリスマス・ケーキ お正月探偵 バレンタイン・バレンタイン 吉凶春神籖
設定と構成がユニークな短編集。ひとつひとつの話はどうってことない小さなミステリーだけど、読み進んでいくうちに話の関連性が見えてくる。終わりまで行き着いて、穏当な結末を迎えたと思いきや、最後の最後でそれもひっくり返して怖っ!・・・という感じ。 本書は著者のデビュー作だそうな。話がバラエティーに富んでいるのはまぁ楽しかったけど、短編集だけあって話がブツ切れなのが食い足りなくて欲求不満。それか、あと30話くらい立て続けに読んだら満足するかも(笑)
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