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2005年03月11日(金) ■ |
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Piratica(タニス・リー)@41/370p |
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●読書中:Piratica(Tanith Lee)@41/370p 【The Carpet People(テリー・プラチェット)】に乗れないので、投げて、昨日買ってきたタニス・リーの本を読み始めてみた。 おお、おもしろい。設定が分かりやすくて話がスピード展開、キャラクターもGood、描写の美しさを楽しむ余裕もあって、普通にさくさく読める。いいね、私こういうの好きかも。ウルフ・タワー(のPB)は、なんか最初からエキセントリックというか、話に乗れなくて変だったもんな。
タイトルの"Piratica"は"Pirate"の女性形らしく、「女海賊」の意。主人公はArtemesia Blastside、愛称アートという16歳の女の子。「七つの海の女王」と呼ばれた稀代の女海賊モリーのひとり娘。幼い頃から海の上で育つが、10歳のときに「海難事故」で母を亡くして以来、記憶をなくして父親である貴族に引き取られていた。冒頭でアートは階段から落ちて頭を打ったショックで記憶を取り戻し、父親に入れられていた「若い淑女のための全寮制の学園」を逃げ出すことに・・・。
全体は3部に分かれていて、それぞれ 「モリーの娘(Molly's Daughter)」 「女海賊の娘(Piratica's Daughter)」 「女海賊(Piratica)」 とタイトルがついている。アートの名前のArtemesiaは、植物のヨモギのことらしい? そのまま「アルテメシア」でいいのかな。
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