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2005年01月10日(月) ■ |
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6月19日の花嫁(乃南アサ) |
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●読了:『6月19日の花嫁』新潮文庫(乃南アサ) 内容(「BOOK」データベースより) わたしは誰―?6月12日の交通事故で記憶を失った千尋。思い出したのは、一週間後の19日が自分の結婚式ということだけだ。相手は一体、誰なのか。"自分探し"を始めた千尋の前に、次々と明かされる予想外の事実。過去のジグソー・パズルは埋められるのか…。「結婚」に揺れる女性心理を繊細に描き、異色の結末まで一気に読ませる、直木賞作家のロマンティック・サスペンス。
ずっと積読になってた本を読んだ。ピッタリ1時間30分で読了! 内容は記憶喪失になった20代の女性、千尋が過去を取り戻していくというもので、6月12日〜18日の1週間がそのまま章立てになっている。読み始めたら、終わりまであっという間。12、13日分を読んだら、その後はもう止まらなくなった。というのは、6月13日の終わりの部分がとても印象的なのだな・・・。
そうだ、あの時千尋はたしかに言ったのだ。 「もしも、今度こんなことがあっても私は必ずあなたにたどりついてみせる」と。 せめて、この1年間のことだけで良いから思い出してくれ! 一番未来につながっているはずの、この1年間のことだけで良い。思い出してくれ!哀れな千尋!(44p) 後半のストーリーはかなり混乱していて強引な感じがしたけど、面白かったからまぁいいか。主人公の千尋がどういう女なのか、というのが「記憶喪失」という設定のせいで非常に分かりにくい。分かったかなと思うと、違ったりする・・・そういうのが上手いなーと思った。
●買った本@ブックオフ ¥790 『悪いうさぎ』文春文庫(若竹七海) 『スクランブル』集英社文庫(若竹七海) 『ななつのこ』創元推理文庫(加納朋子)
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