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2004年11月15日(月) ■ |
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星の綿毛(藤田雅矢)読了 |
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●読了:星の綿毛(藤田雅矢) 内容(「MARC」データベースより) 砂漠を耕し、種子を播きながら移動する巨大装置「ハハ」に寄生する人々。少年ニジダマはどこかに存在するというトシに憧れていた。ある日、トシからの交易人を名乗る男ツキカゲが現われ…。
ふしぎな話だった。未来の地球が舞台ではあるけど、SFでもファンタジーでもないような、どちらでもあるような・・・。軽く読める幻想小説、って感じ。 ストーリーは結構わけが分からなくて、結末も尻すぼみな印象があるけれど、描かれている世界が面白かったからまぁいいか。 巨大装置「ハハ」によって砂漠の中に生み出されては消えていく緑地帯と、そこに寄生して生きる「ムラ」の人たち。「ハハ」に近い場所を上流、遠い場所を下流と呼んで、移動式テントに住み着く人々。冒頭は「ムラ」の少年ニジダマが落ち穂拾いに出かけるところから始まる。ごく普通の田舎の村かと思ったら、実は・・・という風に、読み進むうちに徐々にその世界の奇妙さに気がつき、ひとつひとつ秘密が明らかになっていく。結末は、なんだか騙されたような、「それでいいのか!?」というか・・・。うーむ。
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