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2004年07月16日(金) ■ |
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The Fire Rose(マーセデス・ラッキー)@5/15章 |
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●読書中:The Fire Rose(Mercedes Lackey)@5/15章 う〜ん、微妙。雰囲気は悪くないんだけど・・・キャラクターはクセがなくて読みやすいし、設定や描写もよく書いてあるなーと思う。でも最初の1/4の時点で、結末までの流れが見えちゃったって感じがね・・・。こういうのって何ていうの、オーソドックスで意外性がない?ヴァニエル君なんかに比べたら、ロザリンドやJasonはかなりマトモ、このマトモさがつまらん。とかケチ付けてみたり。 ああ、設定はホントに「美女と野獣」。ロザリンドは父親の行動(過ち)のトバッチリで"Beast"、本書では狼男(Werewolf)のJason Cameronのところへ行くことになるわけだ。
経済的事情で、シカゴから遠くカリフォルニアの資産家Jason Cameronの「子供たちの家庭教師求む」の募集を受けて、カリフォルニアへやってきたロザリンド。ところが来てみると屋敷に子供の姿はなく、Jasonはロザリンドに古いラテン語、ギリシャ語、フランス語、ドイツ語などの本を読んで訳して、研究を手伝って欲しいのだと言う。ロザリンドは昼間の苦手だというJasonの要求に従って、毎日夕方から夜中まで、指定された本を自室からチューブを通して別の部屋にいるJasonに読み聞かせるようになる。
で、お屋敷ではメイドや料理人たちがすべきことが、魔法で動いているらしく、執事くらいしか姿が見えない。この執事がPaul du Mondと言って、なにやら曲者らしい。 ・・・それじゃ、これから多分このdu Mondの計略でロザリンドが怖い目にあったり、Jasonの本当の姿を見てしまったりするんだろうなー、それで色々怖い思いをしつつ、そのうちJasonに同情しちゃったり、「彼の為になりたい」とか考えちゃったりするんだろう。Jasonは一種の"魔法使い"で、四大元素の魔法がどうとかロザリンドは「炎」だとか言ってたから、きっとロザリンドが魔法を使えるようになったりもするんだろうな。と思いながら読んでるところ。予想外の方向に話が進めばよし、もし予想通り話が進んだら笑ってやろうっと。
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