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2004年05月11日(火) ■ |
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The Stones Are Hatching(ジェラルディン・マコーリアン)@10/18章 |
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●読書中:The Stones Are Hatching(Geraldine McCaughrean)@10/18章 半分を超えたところ。相変わらずスコットランドを中心に、ヨーロッパの伝説の生き物や妖精の知識がないとサッパリ分からない話が継続中。 先日は4章の始めの方の色んな生き物たちの名前だけが沢山出てきた個所からの抜書きしただけだったのだけど、あれ以降、実際にストーリーの中に登場してきて、Phelim君(主人公)を邪魔したり、殺そうとしたり、助けたりしている。 色々出てきたけど・・・例えば9章の章タイトルは"The Merrows' Catch"だ。"merrow"は森山樹さんによると人魚のこと!
*merrow:アイルランド伝承の人魚です。女性は非常に美しいのですが、男性は醜い姿をしているとされます。地上にでるときは帽子を被りますが、その帽子を取られると海に戻れなくなると言われています。 9章では、Phelim君が川で雄のMerrowと遭遇するのだけど・・・その姿が!「Phelimは尾びれのあるマーマン(雄の人魚)を想像していたが、彼らの姿は想像とはまったく違っていた。Merrowたちは服を着て、足には水かきのついたブーツをはき、長い下あご、ぺしゃんこの鼻と耳たぶのない耳をして、水面近くでニヤニヤ笑いながらPhelimを待ち構えていた。」(88ページより) と、こんな感じ。「merrow=人魚、雄が醜い姿をしている」と知らなければ、"何じゃこりゃ"としか思わなくても無理はないと思う。 とにかくずーっとこんな調子で、次から次へと色々出てきて、Phelimが危機に見舞われ続けるのが(今のところの)この本の内容。
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