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2004年03月08日(月) ■ |
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パンプルムース氏のおすすめ料理(マイケル・ボンド)読了 |
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●読了:パンプルムース氏のおすすめ料理(マイケル・ボンド) 内容(「BOOK」データベースより) 権威あるグルメ・ガイドブックの覆面調査員パンプルムース氏は、元パリ警視庁刑事。味にうるさい愛犬ポムフリットは老犬ホーム送り寸前で彼にひきとられた元警察犬。とあるホテル・レストランの味のチェックに来た珍コンビに出された期待の皿には、なんと首が!生命を、おまけに貞操まで狙われながらも、パ氏が怪事件に挑む。超傑作ミステリ。
母がこのシリーズのファンで、未読の私に向かって横からガンガンネタバレしてくれるので、もう早く読んでしまおうと(^^; マイケル・ボンドといえば【くまのパディントン】の作者。 おおむね、おもしろかった。分類するとユーモアミステリかなぁ。もうエロネタ、下ネタのオンパレードで、皮肉っぽい笑いが多かった。私は時々ついていけないことがあったけど、ツボにはまればこれほど楽しめる本はないと思う。作者は、正真正銘の「児童書」であるパディントンシリーズでは書けないネタを、こちらのパンプルムース氏シリーズで思う存分書いてスッキリしてたんじゃないかなぁ。 例えば、内容紹介にある「貞操まで狙われながらも」という部分。パンプルムース氏は、どういうわけか泊まっているホテル・レストランのオーナーの奥さん・ソフィーに迫られる羽目になる。「いやはや! いまより三十年ほど若かったら。あいにく二十代のころは、そんな僥倖に恵まれなかった(120p)」とか嘆息しつつ、立てた対策が≪夢の人形館≫の「最高級品」の「4号モデル」の人形をベッドに置くというもの。特別機能つきの電動の玩具(・・・)。何時間も保つ大きな電池(!)が手に入らなくて、仕方なく車のバッテリーを使うパンプルムース氏。ところが、それがなんとソフィーの激しい動きと重みで焼き切れてしまった! 「長い散歩」から帰って来たパ氏、こもった爆発音に驚いてあわてて部屋に飛び込むと、人形はマットレスの真ん中に大きな穴をあけて「ぶすぶすといぶる黒ずんだゴムの山と化していた」・・・・・・(^^;うわ〜お! もう、ずっとこんな調子で色々すごい。パンプルムース氏はフランス人という設定なのだけど、こういうのは確かに英国人よりフランス人のほうがイメージが合うなぁ・・・なんて思ってしまった。 ミステリ?ミステリは、まぁ・・・。あと表紙からも分かるように、パ氏の愛犬・ポムフリットが重要なキャラクターになっている。ポムフリットが語る所や、鳴き声をパ氏が「翻訳」する場面はおもしろかった。
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