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読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
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2004年02月15日(日)
ぬしさまへ(畠中恵)読了

●読了:ぬしさまへ(畠中恵)
 ≫冒頭を読んでみる
内容
誰よりもか弱いのに、誰よりも名推理! それは強い味方が憑いているから!?
江戸の大店の若だんな・一太郎は、めっぽう身体が弱く寝込んでばかり。そんな一太郎を守っているのは、他人の目には見えぬ摩訶不思議な連中たち。でも、店の手代に殺しの疑いをかけられたとなっちゃあ黙っていられない。さっそく調べに乗り出すが……。病弱若だんなと妖怪たちが繰り広げる、痛快で人情味たっぷりの妖怪推理帖、連作短編集。目次≫ぬしさまへ / 栄吉の菓子 / 空のビードロ / 四布の布団 / 仁吉の思い人 / 虹を見し事


『しゃばけ』に続いて畠中恵の妖怪小説ニ作目。おもしろかったー。
このシリーズは宮部みゆきや宇江佐真理よりも、さらに一段軽い感じがする。位置的に、時代小説とライトノベルの中間のような・・・。少年陰陽師(結城光流)とかの、ライトノベル系妖怪退治ネタが好きな人あたりも違和感なく読みそう。私みたいにじね遺伝子がある人なら、若だんなと妖の側近2人にキャラ萌えしてるだけでおなかいっぱいだし。

『ぬしさまへ』は連作短編集。完全な長編だった『しゃばけ』とは違って若だんなの日常のほのぼのしたエピソードに絡めて、身の回りの事件が次々と描かれる。病弱な若だんなが布団に転がりながら、推理するところは・・・さながら江戸版・安楽椅子探偵?(笑) 
長崎屋の手代・仁吉(実は人間に姿を変えた大妖)に殺人の容疑がかけられてしまう表題作「ぬしさまへ」をはじめ、若だんなの幼馴染み栄吉の話、若だんなの兄さんの話、仁吉の過去など、色々な新事実も明らかに。「虹を見し事」は他とちょっと違ってて印象に残った。