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2003年08月24日(日) ■ |
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Spiced to Death(Peter King)読了 |
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●読了:Spiced to Death(Peter King) 世界各国の食べ物に詳しくなれるコージーミステリー第2巻(笑) やたらとお腹が空く本とも言う。殺人事件も食べ物が原因で起きるあたり、かなり徹底している。わりと、おもしろかった。けど、3巻の方がもっとよかった。1巻は評判がよくないらしいことから見て、段々おもしろくなってるのかも。 このシリーズは「ミステリーが読みたい人」よりも、例えば「アフリカ料理のフルコースのメニューがどんなか、ちょっと興味があるな」って人に向いてると思う。そういう本。(^^ヾ ところで、途中で気がついたんだが、この本は主役(グルメ探偵)のことが全然書いてないようだ。年恰好も容姿も、名前さえ出てこない! 不自然に見えないから気がつかなかったけど、読み直してみたら、初めての人に紹介されるところや、知人との電話のシーンでも、注意深く名前を呼ぶのを避けているみたい。シリーズ2冊目なのに外見のイメージが浮かんでこないということは【3巻】にも出てこなかったんだと思う。私のイメージは・・・う〜ん、むずかしいな、30代後半で茶髪の英国紳士? 銃が大嫌いなんだと。よく食べるけど、よく動きもするから、太ってる感じはしないんだが・・・知識と貫禄がありすぎるから若くはなさそう。でもやたらと青くてかわいいところもあるんだよねー・・・単なる性格だろうが。
<内容> ニューヨーク在住の知人、ドン・レンショー(Don Renshaw)に呼ばれて、幻のスパイスKo-Fengを鑑定するためにニューヨークへ飛んだグルメ探偵。空港に到着したKo-Fengの鑑定が終わってホッとしたのもつかの間、見守る関係者の鼻の先でKo-Fengは盗まれてしまう。 貴重なスパイスが盗まれた! 衝撃がさめないまま迎えた翌日、ドン・レンショーが殺されてしまう。窃盗と殺人事件、両方の現場に居合わせたために犯人と疑われてしまったグルメ探偵は、ニューヨーク滞在を延長して、犯人探しを始める・・・。ニューヨークの有名レストランのオーナーたち、長寿の薬を研究しているという中国系の研究者、食べ物を扱う大会社の重役・・・みんなが欲しがるKo-Fengは一体どこに消えた?
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