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2003年06月05日(木) ■ |
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In the Forests of Serre(パトリシア・A.マキリップ)@2/26章 |
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●読書中:In the Forests of Serre(Patricia A. McKillip)@2/26章 『時の旅人』がゆっくり読みたい感じなので、マキリップの新刊を読み始めてみる。マキリップみたいな有名な作家でも、ファンタジーの洋書はミステリーと違って、新刊新刊って騒ぐ人が居ないのが寂しい。ハリポタが唯一の例外だもんねぇ。(−−) "In the Forests of Serre"は冒頭の文章でもある。Serreの森の中、父の夏の宮殿のそばに広がる荒れはてた土地で、Ronan王子は白い雌鳥を馬で踏みつぶしてしまう。その雌鳥は、すべての魔女の母(the Mother of All Witches)=Brumeのものだった。森で出会ったその魔女に「あの鳥はお気に入りだったのよ」とかイヤミを言われながら、家(骨でできた家)でその鳥の羽をむしって一緒に食べようと誘われる王子。が、魔女の家に入ったら出て来れないという話を思い出し、"I will do anything for you, but I will not do that."と断る。すると、呪いをかけられる(ここまでで最初から3ページ)。 すげー。突然ニワトリを馬で踏み殺すシーンから始まって、骨でできた家に得体の知れない魔女で、呪いつき王子の一丁上がりですか!?2章からはさらにスゴイ。「石を食べる」というから何かと思ったら、"In that land, stones turned to words in the mouth" ・・・!?石が言葉に変わる?(言葉が)蜂蜜のように、血のように甘く、歯の間で虫の羽のように震えた。 ・・・最初からぶっ飛ばしてくれるね。 あ、"Serre"というのは、国の名前ね。王子というのは"Prince of Serre"というわけ。彼はDaciaという小国の末の王女と結婚するらしいぞ。
▲積読本について 今、リストにあるだけで未読本が177冊もあるわけだけど、主観的にはこんなには沢山ない。半分か2/3くらい? 177冊中には、はずみで買ったけど未来永劫読まないだろう、という本も結構あるわけだし。困ったなぁと思いながら、未読の本を処分するのもねぇ・・・。
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