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2003年04月15日(火) ■ |
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作家小説 (有栖川有栖) |
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▲感想up:【死者の灯す火 : 英国妖異譚 5(篠原美季)】 このシリーズは誰にでもうけるタイプの本じゃぁないだろうけど、ボーイズものの方向から見ると、わりかし傑作じゃないか、と思う。タクミくんシリーズや、川原つばさあたりが好きな人に合いそう。この微妙〜な感じ・・・会話の微妙なぎこちなさも面白いのよ。萌えアンテナが刺激されてしまって・・・ぷくくくっ。 あああっ、そういえば!先週あたりからやたらと蜂蜜がお気に入りなのは、問題の「はちみつシーン」の影響か!? 地元の蜂蜜専門店でレモン蜂蜜とか買ってご機嫌で色んなものに入れて食っておいて、「しかし、なんで突然はちみつなんだ??」とかボケてたわ。
●読了:『作家小説』(有栖川有栖) <内容>益子紳二は、いまひとつパッとしないミステリ作家。大ベストセラー作家への野望に火を付けられた彼が地下室で見たものは…。作家という職業の「謎」に挑戦した、作家だらけの小説集。2001年刊の新装版(新書版)。 収録作品:書く機械(ライティング・マシン) / 殺しにくるもの / 締切二日前 / 奇骨先生 / サイン会の憂鬱 / 作家漫才 / 書かないでくれます? / 夢物語
う〜ん、変な本!作家という職業の実態やつらさを、小説仕立てにして描いた? 作家って大変なんだなぁ、と思った。ブラックな・・・黒い血がしたたり落ちるような皮肉(^^; 後書きにも書いてあるように「自由気ままに」楽しめば・・・というか、楽しめれば(笑)それでOKなんだろう。私は屈折した話は好きではないので、あんまり楽しめなかったけど、舞台裏を覗いてる気分はたっぷり。
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