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2003年01月15日(水) ■ |
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メニム一家の物語(1) |
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●読書中:The Mennyms(Sylvia Waugh) ≫『ブロックルハースト・グローブの謎の屋敷:メニム一家の物語(1)』 <内容> ブロックルハースト・グローブは、郊外によくある市場横町の、ちょうど上手にあたるところの住宅街。どの屋敷も大きな一戸建てで、生け垣でしっかりと囲われた庭がついていた。メニム一家の住む5番地が、ちょうど真ん中にあるのだが、この家族についてのことは、近所でもほとんど知られていない。メニム一家は、血と肉でできた人間ではなかった。家族全員が等身大の布の人形という、愛すべき一家だったのだ。しかも、生きている! 40年間、平和に続いてきた魔法の世界が、突然舞いこんだ一通の手紙によって、重大な危機にさらされた。家族の愛と絆をユーモア豊かに描く、感動の秀作!!(翻訳本は在庫切れで入手不可)
6章の途中まで読んだ。人間となるべく接触しないために交通機関はなるべく使わないとか、ネズミにかじられて足が壊れたとか、壊れた足をセロテープで臨時に補修してなんとか家に帰ったとか、でも歩き方が変なので周囲に注目されて困ったとか、もうすごすぎ。大変、大変!(゚o゚; 作者のシルヴィア・ウォー氏は退職した元英語教師なのだとかで、文章が凝ってて難しいという噂を聞いたけど、読んでみたら全然平気だった。スッキリしててキレイなイギリス英語だと思うな。読みやすいよ? 最初の12ページまでで辞書で調べた単語はdeem google pliable kapok seamstress dormantの6つだけだし(初めて読む作家にしては、これはかなり少ない方)。200ページちょっととわりと短い話なので、しっかり読めたらいいなと思っている。
●Winter Rose(Patricia A. McKillip) ≫感想はこちら! やっぱり、気に入った本のレビューは気合が入るね。(^^;ハハ 新年早々なんだけど、この本は今年のベスト10に入るかもしれない、くらい気に入った。『九年目の魔法』が好きな方は、こちらもぜひ。 タム・リンをモチーフにした本は、この2冊以外にも色々ある。Tam Lin(Pamela Dean)はタイトルそのままだけど、Red Shift (Alan Garner)とかThe Books of Great Alta(Jane Yolen)もそうらしい。色々読んでみたいな〜。
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