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2002年08月17日(土) ■ |
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かまいたち/The Clan of the Cave Bear |
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●買った本 4冊¥840 『かまいたち』(宮部みゆき) 『幻色江戸ごよみ』(宮部みゆき) 『初ものがたり』(宮部みゆき) 『堪忍箱』(宮部みゆき) 新潮文庫の宮部みゆきの時代ものを4冊。短編集なのでどうしようか迷ってたけど、『霊験お初捕物控』シリーズが面白かったので買ってみた。
●『かまいたち』(宮部みゆき)読了 <収録作品・内容紹介> 『かまいたち』『師走の客』『迷い鳩』『騒ぐ刀』 夜な夜な出没して江戸市中を騒がす正体不明の辻斬り'かまいたち'。人は斬っても懐中は狙わないだけに人々の恐怖はいよいよ募っていた。そんなある晩、町医者の娘おようは辻斬りの現場を目撃してしまう・・・。 サスペンス色の強い表題作をはじめ、純朴な夫婦に芽生えた欲望を描く『師走の客』、『霊験お初捕物控』の原形ともいえる2作『迷い鳩』『騒ぐ刀』を収録。宮部ワールドの原点を示す時代小説短編集。
宮部みゆきの時代ものは、現代を舞台にしたミステリと、本質的には何も変わらない。キャラクターも設定も動機も、全部が完全に理解の範囲内。ただ舞台が江戸の町なので、時代劇だからこそ許される(生きてくる)小道具、舞台設定、移動手段、言葉使いから、生活習慣・・・を、最大限に生かしている印象。 後半の2作品が気に入った。『震える岩』と『天狗風』を読んだ直後なので、お初とその周りの人たちが懐かしくて楽しかった。特に『迷い鳩』は、『震える岩』では話に出るだけだった、お奉行さまとお初が知り合った経緯が描かれていて興味深かった。
●読書中:The Clan of the Cave Bear(Jean M. Auel)@2章 5歳のエイラが1人で丸裸で川遊びをしているシーンから始まる。対岸に泳いで渡って岩を積み上げたりして遊んでいたら地震が起き、どうやらその騒ぎでエイラは親兄弟とはぐれたらしい。そのあと食べ物がなくて水しか食べずに何日もさすらうエイラ。1章は、エイラが流離って「もうダメ〜」という状態になるまでが順々に描かれている。(^^; ・・・しょっぱなからスゴイ世界。
英語は難しくないけど、情景描写が多くて映画を見ているみたい。つか、1章は想像しやすいシーンだらけなんだな・・・5歳の幼女が泣き叫んでる姿とか、丸裸で川をスイスイ泳ぐ姿とか、ライオンに襲われそうになる所とか。
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