|
|
2002年06月16日(日) ■ |
|
『暗い宿』&Stealer of Souls 読了 |
|
●『陰陽師 : 飛天ノ巻』(夢枕獏)の感想up ⇒こちら
●『暗い宿』(有栖川有栖)読了♪ ハードカバーの単行本が邪魔になってきたので、読みかけだったものから。この本は先日文庫で買った『ペルシャ猫の謎』と同じく作家アリスの短編集で、「宿シリーズ」と呼ばれる作品4つを収録したもの。シリーズといっても、共通なのは何かの形で必ず宿泊施設が出てくるということだけなので、バラエティーに富んでて楽しく読めた。表題作「暗い宿」は、アリスが体調を崩していく様子と、女将に一夜の宿を懇願する場面がかなり強烈だった。ついそこだけ3回くらい読んでしまったわ。残りの感想は後ほど。
●読書中:Mixed Magics(Diana Wynne Jones) <Stealer of Souls /2話目>読了! エリック・チャント(キャット)と、トニーノ・モンターナの冒険の話。 キャットは不愉快な気分だった。それというのも、クレストマンシーがイタリアへ旅行に行った時に連れて帰ったイタリア人の少年のせいだ。彼はトニーノ・モンターナだと紹介されたその時から、キャットはそいつがイタリアに帰る日が待ち遠しくてしかたがなかったのだから。
ってところまでで、1ページ目。なかなかドラマチックな始まりです(笑)キャットはトニーノよりも年上なので、危機的状況にあって「僕がしっかりしないと!」「トニーノを守らないと!」とか思うんだけど、あんまり上手くいってないのがまたなんともいい感じ。( ̄m ̄)ぶくくっ タイトルが内容にピッタリ。思ったけど、魂が病院の産婦人科にいる赤ちゃんの中に飛び込むって発想はちょっとすごくないか?イギリスではそれって設定的にOKなの!?日本の小説なんかの設定だと、一つの体の中に別人の魂が入るのはヤバイ、ってことになってると思うんですが。
|
|