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2002年04月11日(木) ■ |
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レイナルド・アレナス |
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●『夜になるまえに』(レイナルド・アレナス)読了 現代文学を代表するキューバの伝説の作家、レイナルド・アレナスが自殺する直前に語りおろした破天荒な自伝。 1943年キューバの寒村に生まれ、極貧の幼年時代、カストロに熱狂したキューバ革命を経て20歳で作家としてデビュー。しかし独裁政権下では、作家、またはゲイだというだけで迫害の対象となり投獄、亡命、そして発病。エイズ闘病生活の果てに、1990年にアレナスは47歳の若さでニューヨークにて大量の鎮痛剤を飲んで自殺した。
自伝では同性愛者だってことがポイントになっていて、溜まり場での出来事など、過去の経験が繰り返し語られる。彼の場合それが大切な原体験で、インスピレーションの源で、そして不幸の元でもあったと。『めくるめく世界』という虚実が入り混じった怪僧(修道士)の冒険物語もざっと読んだけど、どちらも勢いと迫力がとにかくすごい。劇的な人生、波乱に満ちた生涯というけれど、こういう経験をした人にしか書けない文章だと思った。熱い!濃い!!激しすぎ!!ちゃんとした感想がかけるほど精読していないので、日記にメモだけ残しておく。
●読書中:Five Quarters of the Orange 最後の第5部、Harvest(収穫)に入る。もう少しで終わりそう!!うーん、感想に困る本だ。おもしろいのは確かなんだけど、レビュー書くのに苦労しそう〜。うううう、ネタバレしたい〜
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