モーティマー・J. アドラー C.V. ドーレン Mortimer J. Adler
おすすめ平均 積極的な読書とは? 読書を愛する人へ 本を読む本を読む本が欲しい 意欲的な読書のために 本の読みかたをまじめに考える
Amazonで詳しく見る by G-Tools | この本によると、読書には初級読書、点検読書、分析読書、シントピカル読書の4つの階層がある、とのこと。また、本書によると、分析読書をできるようになるためには、現代の教育カリキュラムでは、大学院に入らないと無理らしい。。
で、何気に私は、分析読書の7割くらいは習慣的にしていたことが判明。「大学院に行ったのもムダではなかったんだな♪」と思った〜。。読書ノートもつけていることだし、確かに実感として、大学卒業した直後よりは、だいぶまともな読み手になれたとは思う。
ということで、今後は、読書するカテゴリーをもうちょっと広げつつ、専門分野とその周辺に関しては理解を深めていくために、シントピカル読書をしていこうと思いまする。
★読書について 他二篇(ショウペンハウエル)
2年ぶりくらいに再読。この本、何度読んでもタメになるなぁとしみじみ。毒舌でなおかつ真実を突いている名文が8割くらいを占めていて、こういう本って大好きなんですわ、私(苦笑)。
というか、特に、最近の私は「書く」よりも「読む」ほうに比重を置いた生活を送っているのもあり、また基本的に分析的な気質もあり、書き手の思想や文体の粗についてかなり敏感な状態で「読む」をしている。
ので、ショウペンハウエル様が、何に対してどんな風に怒りを感じているのか、今回再読してみて、すごーーーくよくわかった(苦笑)。「文体は精神なり」「ムダな形容詞を多様せずにシンプルに簡潔に書く」はホント大事だよね、ふむふむ。
そういえば、恋人さまが、モームの『月と六ペンス』『を10年ぶりに読んですごく感動したというのを聞き、私も久々で読んでみた。
で、読了後、モームは、ショウペンハウエル様のお眼鏡にかなう、偉大な作家だなぁと再確認。シンプルで力強く、書きたいことを書いていらっしゃる。主観的ではなく客観的。単語の選択の仕方も意味領域の限定の程度もプロフェッショナルそのもの。それになおかつ、ユーモアもある。やはりモームはパーフェクトだなぁ。これを機に、他の著作も再読してみる予定♪(→今月の読書は、なんだか楽しくなりそうである♪)
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