どうやら世の中はクリスマス・イブらしいですね、ふむふむ。
え?「なおサンは何してるの?」って?
(まぁ、興味ない方のほうが多いでしょうが。。)
あ、あのですね、別に変な理屈並べたいワケではないのですよ。。
事実として、私、カトリック系の学校には通ったコトもありましたし、キリストの演劇などもやったコトありますし、家の造りも洋風ではあるのです。
が、実はうちの実家、真言宗(仏教)なのですよ。空海(弘法大師)が神様なんですわ。なので、ホントに関係ないんですよね、クリスマス。。
というコトで、今日は、もちろん通常通り、普通に過ごしておりまする。
で、今、上に書いた文を読み直してみたのですが、このままの話の流れですと、またしても心理学&経営学の視点からクリスマスと商人の心理について“理屈”を並べてしまいそうなので、今日はちと、うちの実家の神様である「空海」(←wikipediaの説明にリンク。)さまについて、少しだけ書きますわ。
実家がそうだから、というワケではないんだけど、私個人も、空海が体系化した「真言密教」は魅力的だと思いまする。書籍『空海の思想について』(梅原 猛著)にあったのと同じく、私もまた世界肯定の思想が密教の思想にあると感じますし、また、マルチ人間であり、静と動のバランスが素晴らしい人、としての「空海」その人に興味があり尊敬もしているのです。
もっと言ってしまうと、空海の“脳”と“認知プロセス”に興味があるんだよなぁ、だってホントにすご〜〜〜い脳の持ち主なんですよ、「空海」って。もしもまだ生きておられたならば、ぜひとも脳内スキャンしたいものですよなぁ。。例えば、以下、いつも通り長いですが、参照下さいませ。。
真鍋: 人間の脳には右脳と左脳があります。右脳は独創的な「胎蔵界」、左脳は計算的な「金剛界」に当てはまります。両方の脳を調和よく使わなければいけない。曼荼羅は、現代人一人ひとりの心の中に投影されていると考えています。
さらにアナログは「胎蔵界」、デジタルは「金剛界」に当てはまります。最近のコンピューターグラフィックスなどを見ていると、デジタル的で固い。近年は女性的原理である「胎蔵界」が切り捨てられているように感じます。両方が手を取り合って融合する必要があります。
石田: 現代社会は、西洋のイエスかノーかの価値観にも侵され過ぎているような気がします。イエスかノーかだけの世界を超えたもの、それが仏教です。
空海さんはイエスもノーもすべて包み込んだ。それぞれの価値をそれぞれの価値として認めた。民族、宗教、国家がそれぞれのエゴで対立する今日、この総合性と融和性は、空海さんから大いに学ぶ必要があると思います。
(・・・中略・・・)
石田: 空海の文字に示される「海」は、非常に多くの物を自分の中に取り込みます。宇宙観そのものが自分だという発想が、空海さんには潜在的にあったのではないでしょうか。
みんなが違っているけどそれぞれに存在価値がある。そういうおおらかで和らぎのある考え方が、二十一世紀に向けてのわれわれの一番の課題だと思います。
国宝・弘法大師空海展・空海展特別フォーラム「現代・空海に学ぶべきもの」より引用。
空海と“脳”が同じ文脈で書かれていたのは(ウェブ上では)上のしかなかったのでこれを選んだんだけど、その他、空海の凄さを知るには、以下などがいいかもしれず。
★日本のグローバリズムは空海に始まる【空海スピリチュアル内】
★空海アートホロニクス【空海スピリチュアル内】
★書籍『空海曼陀羅』夢枕 獏 (著)
★書籍『空海の夢』松岡正剛 (著)
★書籍『空海の風景』司馬 遼太郎 (著)
というコトで、全くクリスマスっぽくない日記になってしまいましたが、以前ココに書いたように現在、私『思想研究週間』なのですわ。
まぁ、要するに、あれですよね、「不易流行」(←芭蕉の言葉。「流行」に撤すれば自ずから「不易」に至り、また真に「不易」を得ればそのまま「流行」を生ずる、という意味。)ともいいますし、世の中の流れに乗るのも大事ではあるのですが、その場合は“乗る”のではなく、流行に“徹する”のが大事なんでしょうなぁ。結局のところ、“わが道を行け”というか、「わが道しか“在らず”」ってことかもしれません、ふむふむ。
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