君の物言いは的確で賢い感じがする。それを柔らかく相手に伝える独特の話し方と雰囲気の演出にも長けている。笑いを引き出すユーモア、そして前向きが過ぎる会話を冷静な位置へと引き戻す甘辛い皮肉を所々に挟む自尊心も忘れない。詰まり。僕以外の誰か”と話している時の君は知的な女性に見えた。昨日の夜、“僕以外の誰か”と話している君を少し離れた位置から眺めていた時、そんな事を思った。“僕”だけの時はもっと怠惰なのに何だかなあ(苦笑)。
“僕以外の誰か”と話している時の君。そして“僕以外の誰か”に向かって君が書く文章。公的な文章もそうだけれどウェブ日記で君が書いている文章のイメージは特に、目の前に居る君の実像とは少し異なるように僕は感じる。
その一方で、僕以外の誰か”と話している君を見ていても“僕以外の誰か”に向かって書く君の文章を読んでいても、共通して感じる事がある。人によって表現や感じ方は違うだろうけれど、僕の場合はどの君を目にしても「嘘」をつかないことの意味を考えさせられる事が多い。「嘘」とは会話や文章のディティールではなくて、人が漠然と感じる“目に見えない何か”に関係するような「嘘」。
目に見えないから「嘘」をついてもいいような気がするのかもしれない。多くの人たちは結局は「嘘」をつく。まず、他者にどう見做されるかというリスクを考える。自分自身を曝け出して得られるリターンを想像する。両者を天秤にかける。そうしてみるものの、結局は「嘘」をつく。誤魔化す。ただ単に可愛い自分を守るほうが心地よいだろう、というだけの理由で。
でもまた、そんな「嘘」を見抜く“目利き”がたくさん居るというのも事実で。その種の人たちはどこにでも居て、どこからか何かを見ている。君はその事を知っている。自分を定義するのは他者ではなく自分自身だと認識してもいる。時々怖いなあと僕が思えてくる程に(苦笑)。
さっき君の日記を読んでそこまで考えて、当然過ぎて最近忘れていた事を、詰まり、そもそも君は“目利き”を職業としているという事を思い出した。君は「見せかけの知性では自己肯定も自己否定もしない特権意識も持たない」側の、“目利き”側の人でしたね、“僕以外の誰か”の前では。
(#以上、猛獣の(苦笑)Yより。猛獣使いの君が油断してるあいだにw)
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*以下、この文を読んでの私の返信、というか、思ったことをここにも転載。
先日、Y様からフィードバックを頂いたので、それを参考に、ちと自分を振り返ってみまする。あ、それと、私を指す代名詞は本名ではなく「なおさん」に変更。で、文の最後に、頂いたコメントを抜粋&引用。(*あ、それと、リアルお友達の方々、会ったときの私の印象、ホントに合ってるかどうか後で聞くから教えて、お。ね・が。いw)
うーーーん、まず、自分でも指摘されたこと、つまり「嘘をつかないこと・書かないこと」については、意識して取り組んではいる。だって、なんか、綺麗に自分を作ってる人と話したりそういう人の文を読むと(あ、小説とかエッセイとかじゃなくて普通の人の書いたノンフィクションの文ねw)、私自身読んでて気持ち悪いし。。それに、そもそも「ニュートラルな視点」を保つことを一番に心がけているから、自分を誤魔化したらもう終わりだってことくらい、自覚してる。
なんていうのかなあ、相手の目線を無視して、自分を語るのって、たぶん、Y様のような「目利き」から見たら、コーチする意味ない人に見えるのかもなぁ、とかも思うし。。うぅ。。うーーん。というか、正直、私、自己評価では、全然「目利き」とは言えないレベルなので、なんか、ちとこういうのって褒められすぎに感じるんだよなぁ、なんか。でも、3割くらい信じてみようかなぁ。。あ、今気づいたけど、「褒められる」ってことを、私、もしかしたら、ネガティブに捉えてる所があるかもしれず。うーーーん、これを、心理的にはニュートラルな感情で受け止められるようになれると、もう少し安定するかもしれない。ここらへんを、寝る前に、もう少し深く考えてみるわ、ふむ。
あ、それと、修正するの面倒だから、自分でコメントしてリンク&追記w
最近、こういう人や企業をによく目にする機会が増えたので、ちと気をつけないとなぁと思う、引き摺り込まれないようにしないとな、ふむ。。
■見せかけの「美」につきあってあげる
http://blog.livedoor.jp/cpiblog00039/archives/9427213.html
「内面は、ドロドロしているのに、見せかけだけは、本当に美しくしている人なり、組織がある。決して、悪気があって、そうしているわけでない。
相手に不快な思いを与えないようにとか、自分が自尊心を保てるようにとか、みんなの理想を壊さないようにとか、そんな思いが、根底にあったりする。
見せかけという言葉を使えば、偽善っぽくなるけれど、本人は、いたって「見せかけ」でなく、本心からの姿だと思い込ませている、自分に対して。」
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