言葉にしていかないと感情は風化していくだけ。時間の経過は人を楽にする。けれどその一方で、大切な何かを葬り去ってしまうというのもまた事実。なので、今すぐできることの1つとして、今日は、いつもの感謝を込めて私が書いてみることにしますわ。
最初に、私が一番言いたいことを書いておくと、あなたは、あの場にいたすべての人たちに対して、ただ誠実であろうとしただけ。だから妙に責任を感じることもないし、いつもの気楽な雰囲気を崩す必要も全くないのですよ(苦笑)。それにそもそも、あなたは、あの場であなたが吐いた暴言が意味する人たち(→というか、余分な装飾がなく正直でメタな表現ってだけ、と私は感じたけど、そういう感覚で捉える人ってすごく少ないのは知ってるから「暴言」って書いとくw)の対極にいる人。
だからああいう言葉が出てくるのって仕方ないと思うし、あなたがあの種の人たちを嫌悪するのもよくわかる。だって、私もああいう人たちって苦手だもの。「意思」とか「努力」とか「偶然を必然化する」とか偉そうに言うだけで自分では行動せずに、他者をコントロールすることばかり考えている人たちなんだもん。。コントロール可能なことを超えて、コントロールできない目に見えない物事に心を砕く、私たちみたいなのとはホントに対照的。。
あなたはどうかわからないけれど、私は、あの人たちに、自分を律することで品のよさを獲得したような、そんな“努力の跡”を感じた。だからなのかなぁ、一言で言えば“極端”。極端に禁欲的になったり、極端に欲望にそのまま身を任せたり。私は、お互いの“劣情”を交換し合って「ビジネスだ」「投資だ」「愛だ」「友情だ」って勘違いして騒いで周りに迷惑かける人たちが大嫌い。あの人たちは、お互いの半分を引き受ける余裕なんて無いくせに(→あの人たちは保守だから、「完全なる個」じゃなくて「半分」っていう発想しかないみたい。)勝手に空回りして、周囲を呆れさせてただけ。限りなく客観的であれる位置にいた私からは、そう見えた。
というか、私たちに、興味関心の志向性や今までに既知となった要素以外で共通点があるとしたら、正に「努力で獲得した“気品”や“品性”なんてくだらなーい!」って思ってることかも(苦笑)。自分がどう見えてるかは主観のみでは絶対にわからない。けど私から見ると、貴方は明らかに、あらかじめ自分自身に染み込んでいた品格を故意に崩してきた人、って感じ。要するに、初期にあったであろう恵まれた環境の次に続く環境を、自分自身の判断で選び続けることで、自分で自分を伸び伸びと育ててきた、って感じ。「余分なものがないところがいい。」ってあなたは私に言ってくれたけれど、私もあなたのそういう「余分なものを綺麗にそぎ落としてきた感じ」、すごくいいと思う。一緒いると、心が軽くなる感じがする。
くつろぎながらも礼儀正しくて屈託のなさそうなあなたの様子は、まるで苦労を知らない人のそれに見える。けれど、実際はむしろその逆。あなたは、周囲の人たちの困難を一手に引き受けてる。だって駆け出し経営者なんだもん仕方ないよね(苦笑)。。それなのに、一見するとそう見えないのは、あなたが実はすごく誇り高い人だからなのかも、なんて褒めすぎかもしれないけど、ホントに時々そう思う。
だからなのか、「自分の何かを他人に証明する」という発想自体、あの人たちの対極にいるあなたには、そもそも存在さえしていない。あなたは、他人に何かを証明するために、自分の誇りやプライドを使ったりする人じゃない。それは本当の意味での自信と余裕があるから、なのかなぁ、なんてことも時々、ホントに時々だけど、薄っすらと思う。
あなたの周囲に広がるあの雰囲気。全く気取った表情も動作もしていないのに、逆に、だからこそ、今まで積み上げてきた濃厚な“背景”が色彩豊かに浮かび上がってくるような、あの感じ。説明不足かもしれないので改めて言うと、私の好きな「背景を選ばない美」って、まさにそれのこと。そして、私の心を疼かせるその美は、あなたのこの前の文をより正確に直すと、「付属品、つまり、高度資本主義社会そして消費主導社会が積極的に“意味”を付加している“何か”、ではなく、そういった過剰な接地が奪われた無重力空間で、裸の魂が向くその先にある“何か”」。
つまり、あなたの持つ、場所や背景を選ばない“野性の品格”みたいなもの、って、かなり貴重だと思う。だからこそBetした、つまり、投資と言えるかどうかのギリギリの、そのリスキーな線を超えてまで賭けに出た、ってコトですよ、この合理的経済人の標準モデルになれそうな、冷徹な私のメタ認知がすっ飛んだ、って意味で、あなたは素晴らしく美しい野獣でありコロンブスであり美術品である、ということは確かですよ(苦笑)。褒めすぎちゃった感はあるものの、嘘偽りの感情はなくニュートラルな視点で書いたつもりですので、ご本人様、ご理解下さいねw。(以上、8割以上、私信を兼ねての日記でした〜♪)
***************追記。*********************************
ちょっと褒めてばかりだったから、こうしたほうがいいかも?っていうのを足しておく。うーーん、「謙虚」なのはすごく良いんだけど、ああいう、経営も投資も心理も芸術も何も解ってない「虚像の品性」でそれらを語るアホな人たちには、あなたは自分の学歴とか職歴とか年収とか、そういう「付属品」を積極的に示しても良いと思う。そういうのをあなたが出し始めたら、ああいう人たちは、もう黙るしかないんだから(苦笑)。
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