久しぶりにテレビを見ました。年間50時間も見ないのでかなり稀な行動であるよ。そうしたら、狂犬病対策で犬の輸入規制が強化されるっう趣旨のニュースを目にし、全然関係ないところでジーンとし泣けた。画面に映っていた犬たちの中に、前飼っていたランちゃんに似た犬がいたのであるよ。あぁ、胸が苦しい。涙が止まらない。(→犬好きならわかってくれるはず。)
ランちゃんは私が小学2年生のとき我が家にやってきた。というか、「ペットなどいらん。」という父を強引に説き伏せるため、無理やり私が連れ込んできたのであった。最初は反対していた父も、まだ子犬だったランちゃんの、小さくも気高いその姿、他の犬には見られない大きくて無垢な瞳、優しく穏やかな性格に急速に惹かれていったのだと思う。次の週にはランちゃんの家ができておりましたわな。
私は、といえば、学校から帰るとすぐにランちゃんと散歩に出かける日々でありました。この日課が功を奏し基礎体力を強化したなおサンは、マラソン大会で堂々の3位、県内学力テストで10位という快挙を達成することができたよ。すべてすべてランちゃんのおかげである。ランちゃんは私に計り知れない喜びをもたらし、彼女と過ごした日々はホントに幸せだったと思いまする。
そんなランちゃんとの暮らしも、4年後のある日崩壊・・・。ランちゃんがオス犬と駆け落ちしたのであった。しかし、彼女ばかりを責めるわけにはいきませぬ。ランちゃんの身体&心境の変化を読めなかった私にも非がありまする。あぁ、もう一度やり直したいものである。(本気で。。)
そんなワケで、ペットがいる方々は、彼&彼女たちを後悔のないよう大事にしてあげてくださいな。なおサンは、またいつか運命の犬に出会えた時のために、もっとまともな飼い主になれるよう鍛錬していきまする。