RSS配信β版
   Written by なお。
◆日記『心地よい孤独。』◆
孤独はいいものだということを我々は認めざるを得ない。
しかし、孤独はいいものだと話し合うことの出来る相手を持つことは一つの喜びである。
byバルザック
lll ホーム lll lll 本棚.org lll lll メモ帳 lll lll 未 来 lll lll 過 去 lll lll 目 次 lll


2003年06月19日(木)
少子化&結婚問題に潜むナショナリズム。

先日の出来事(←日記にも書いた修羅場のコト)のせいなのか、今日のニュースステーションで「少子化法案」のニュースと「出会い」特集を見てしまったからなのか・・・。
理由は色々あるのだが、再び『結婚』について考えてみたのでメモします。


まず、2つの「少子化法案」なるものについて。

一つは超党派の議員による「少子化社会対策基本法案」。国や地方自治体に子育て世代に対する雇用環境の整備や保育サービスの拡充、不妊治療に関する施策の充実を求めることを目的としている。

もう一つは政府の「次世代育成支援対策推進法案」。従業員300人を超える企業に対し、子育て中の社員を支援する行動計画の作成などを義務づけるもの。

行動計画の具体例としては、子育て期の残業時間短縮や育児サービス利用料の補助金制度創設、相談窓口の設置など、53の参考例を示しているらしい。


で、この法案についての私の感想なのですが・・・。


確かに「無いよりはマシ」、だと思います。
が、はっきり言って限界が見えてるんだよなぁ・・・。


まず、指摘して置きたいのは、「日本でなぜ少子化が起きているのか?」という根拠がそもそも誤って認識されている可能性がある、という点。


一般的に、少子化の原因は「女性の社会進出・高学歴化・晩婚化」などど言われており、そう言われてしまうと「そうかもしれんなぁ。」と納得してしまう傾向がある。


が、ホントにそうなのかい?


突き詰めれば「少子化は本当に問題なのか?」と提起することも可能だし、
その問題認識はほんの一部に過ぎないのではないかい?


日本人女性がこの数十年の間に「知」を獲得したというのは紛れもない事実であろう。周りを見渡せは、賢い女ばかりであるよ・・・。


しかし、ここでは思考停止せずに、もう少し深く少子化の原因を考えてみたい。


まず、女性が賢くなったことに比例して、女性に選ばれる男性が極端に減少している、ということが言えるでだろう。
いわゆる『オトコ余り現象』である。


この現象についてはさまざまな見方がと思う。
で、これについてはお薦めのページがありまする。
『シングル’sクラブ』様  http://www.eiyus.com/Singles/index.html


次に「本当に子育ての負担感が少子化を招いているのか?」、という点。
この疑問への答えが「No」であったとすると、今回の少子化法案はあまり効果をあげないだろうと予測できる。
いくつかの公的な考察があるらしいが、私は事の顛末を見学し、答えを探りたいと思う。


それと、少子化問題と完全正相関しているとみなされがちな(?)『結婚』という民法上の契約について。


これについてはいくつも問題点があるぞ。


そもそも『結婚概念』自体が変化しており、今後も変化し続けるであろう。
現在観察されている変化を端的に表現すれば、「扶養」から「相互理解」への変化。(←これでいいのかしら?)


次に、日本では今のところ『同性同士の結婚』は合法化されていないのだが、5年、最長10年以内には合法化するしかないだろう!!!
と私は考えております。


カナダでも合法化されるような動きがあるようだし、「結婚は異性同士がするものだ」という価値観はもはや崩壊しておりまする。
頑張れよ、日本政府!!!
「少子化」がどうのこうの言っていられるのも今のうちかもしれんよ?


また、『夫婦別姓』。
これは今年中に実現するしかなかろう。。。
そもそも「夫婦同姓」自体、世界的に稀だって習ったよ、私は。


で、一番言いたかったことは、『少子化』も『結婚』も日本という狭い領土内の問題として解決していこうという考え方自体がヤバイということである。


だって、国際結婚すれば、実質的に『夫婦別姓』問題は解決する。
相手の国が『同性結婚』を認めている国であったら、男性同士、女性同士の結婚も可能となる可能性は高い。(←面倒ではあると思うが。)


だから、『少子化』を問題視すること自体、私には「ナショナリズム」問題にしか思えないのだ。

『少子化』という現象を問題として捉えるのならば、ナショナリズムを捨てて移民を受け入れれば解決してしまうではないかい?


そんなに遠くはない未来、『政府』は現在での『市役所』クラスの役割を担うようになる。
『婚姻届』は国際機関に提出することになるだろうし、『結婚制度』は個人間の『同盟』を意味するようになるだろう。


「何かおかしいと思ったら『枠』を疑ってみましょう。」
これは、社会学分野から得た教訓なのだが、至るところで使えるから便利。


『人』と『お金』は、遅かれ早かれ『ナショナリズム』を放棄するしかないという点で類似しているなぁ、と感じた今日であった。。。
読み返してみると、かなり支離滅裂なのだが、まぁ良しとしておく。(笑)
後で修正します。
















←未来  目次  過去→

「たらこ」スキン:エンピツスキンニュース++

My追加
エンピツ