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   Written by なお。
◆日記『心地よい孤独。』◆
孤独はいいものだということを我々は認めざるを得ない。
しかし、孤独はいいものだと話し合うことの出来る相手を持つことは一つの喜びである。
byバルザック
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2003年05月27日(火)
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以前、NHKで放送されている『アクターズ・スタジオ』にジョニー・ディップが出演していたのを思い出した。


そのとき、彼って『ボトム』がある人なんだなって思った。だから強いんだって感じた。


彼は「もしすべてが上手く行かなくなったとしても、その時は最初の頃のようにギターを弾けばいいと思っている」という趣旨のことを言っていたから。


ウェイトレスをしている母親とトレーラーハウスで暮らしていた少年は、今や大スター。夢に描いたようなシナリオ。


彼は原点に回帰することを決して恐れてはいないように見えた。何かを失ってしまうことを危惧しながら暮らすのではなく、新たな何かを得るために一歩を踏み出す。それで失敗したとしても、僕には『ボトム』があるから大丈夫。ギターを片手にまたあそこから始めればいい。


私にも『ボトム』がある。あそこから私は始まったんだな、っていう地点が。だから怖くは無いのかもしれない。もし何かが上手く行かなくなったとしても、私には帰れる地点がある。受け入れてくれるだろう役割がある。






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