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Written by なお。
◆日記『心地よい孤独。』◆
孤独はいいものだということを我々は認めざるを得ない。
しかし、孤独はいいものだと話し合うことの出来る相手を持つことは一つの喜びである。
byバルザック
2003年05月29日(木)
資本主義に思いを馳せる。
ここ何年か私を悩ませているのは、ずばり『資本主義』。
株式投資をやり、ファイナンスを学ぶ私が、その大前提である資本主義を疑問視するだなんて、何てアホらしいことなんだろう。。。。
正直、"I love capitalism!"って言い切れる人たちがすごく羨ましい。多くのアメリカ人って数年前までそうだったんじゃなかったっけ?もしかして今でもそうなのかなぁ。。(←ちょっとした皮肉。だってアメリカ人嫌いなんだもん。。。)
確信しているのは、私が死ぬまでには資本主義も死ぬだろうということ。
私のような知力・権力の無い人間までもが確信できるほどに、資本主義は病んでいる。ソロスじいさん、あなたが言うように市場原理主義を超えるしかないのだろうね。粉飾会計なんて何百年も前からあったのにね。
もしかしたら私は、資本主義に死んで欲しくてファイナンスの世界に入ったのかもしれないなぁ。
世界の何処へ行っても、資本主義からは逃れられないという現実。そして私の生まれた日本という国家は資本主義に守られている。資本主義とはマネー=パワーであるというルールであり、アメリカが2つの爆弾とともに私たちにプレゼントしてくれたものだ。
爆弾によって齎された自由。それが資本主義だとすれば、イラクの未来が見えてくる。58年前の日本人の気持ちは、今のあなたたちと似ているのかもしれない。もともと日本人もイラク人も自由で幸せだった。たとえ、アメリカ人の目に映る彼らがどうであっても。
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