★ LIVE DIARY ★

2005年04月27日(水) STORM 「 東京ラストLIVE 」  @新宿ACB

「 STORM FINAL COUNTDOWN 003 」
W : POTSHOT / Beehive / THE REDNEX
( 順不明 )



STORMを知ったきっかけはなんだったんだろう?
今となってはもうそれも忘れてしまうぐらい前だった。
ただ「高知在住のBAND」ということが当時の自分には
すごく驚きで新鮮で、強烈に頭に残った。
そして初めてLIVEを見たのは、レーベルオーナーRYOJI氏が率いる
POTSHOTとの対バン@新宿LOFTで、2001年頃。
すごく元気で素朴で(笑)見ている自分も元気になれるBANDだ
と思った。
その後2003年の年末に一度LIVEを見てからはしばらく
情報を掴んでいなかったのだが、たまたま最近disc unionで
中古のアルバム「wonderhythm」を見つけて購入し、それを聴いて
びっくり!!  こんなかっこよかったっけ?!
しかもツインヴォーカルの1人がものすごいハイトーンのハスキー
ボイスでもろ好みだ!!  こんな声だったっけ?!
大慌てでネットで検索してオフィシャルページにたどりついたら、
なんと5月で解散すると。  なんてことだ!
とりあえずラストツアーに東京も入っていたので、発売と同時に
ぴあで購入し、なんとも言えない気持ちでそのLIVEを待っていた。
そしたら対バンに名を連ねていたPOTSHOTまで解散を発表。
「後輩のラストツアーで見送りLIVEなんて、辛いだろうなぁ」
なんて思ってたのに・・・。  「自分はたぶんPOTSHOTを見る
機会はこれが最後になるかも?」と思い、こちらも複雑な思いで
待つことに。
ところが当日はやはりの残業。  泣きそうになりながら、どうしても
その日片付けなければならない仕事だけ終わらせて速攻新宿へ。
ところがACBにかけこんだらPOTSHOTのLIVEはもう
終わっていたらしく、知らないBANDがセッティング中・・・。
時間的にこれがトリ前のはずで、嗚呼(泣)!!


ということで始まったのは、この日唯一自分が知らないBAND
「THE REDNEX」。   メンバーはみんな若そうで、すごく
元気のいいBAND。  でもメロディックPUNKやUK PUNK、
重いROCKの要素などいろいろ入った曲調で、「よくある最近の
若い子のBAND」とは確実に一線を画していた。
しかも唯一1人、ものすごい存在感を出していたギターさん。
MCでのしゃぺりっぷりや、STORMに関する想いなどを語る感じから、
「この人、タダモノではない感じ」と印象に残ったが、後から
なんとACBの名物店長さんだったことが判明!
なるほどなぁー(笑)


そしていよいよ「STORM」登場。  お気に入りの階段上のスペース
にいた自分の後方には、POTSHOTの面々も。
ステージ最前にはSTORM Tシャツを着た元気なKIDSが
ずらっと並び、なんとも切ない感覚になった。
「STORM、ラスト! 始めます!!」という、KUMAくんのものすごい
元気なひとことからLIVEスタート!  1曲目は「SMILE」!
いざ始まってみたら、ものすごいパワーでものすごい迫力で、
2分ぐらいしかないパワフルな曲を、ガンガン連続で演奏してくれて!
そしてSTORM KIDSもそれに応える感じで、ラストLIVEとは
思えない明るい盛り上がり!
私が惚れ込んだ声の持ち主のBa&Vo.MASARUくんは、とにかく
笑顔での演奏。  いい笑顔だったなぁ。
Dr.KUWANAくんは、なんと私が会場にかけこんだ時に、ACBの
階段の踊り場で1人スティックを持って練習をしていた人だった!
マジメな人なんだろう。  渾身のドラミング!
そしてG&Vo.のKUMAくんは、一心不乱の演奏と歌で、すごく
純粋でまっすぐなパワーを放っていた。  すごい存在感だった!
「ほんとにいいBANDだったんだなぁ」と、LIVEを追いかけて
見ていなかった自分を後悔した。
「wonderythm」でもお気に入りの曲、「RHYTHM」や「MAGIC OF
LOVE」は、やはりLIVEだと数段かっこよくて!
新曲と言っていた、「OUR TIME」や「STILL」もめちゃくちゃ
よいメロディーで、なんかこの曲がここで終わってしまうのが、
悔しい気持ちになったほど。
全部で20曲オーバーぐらいやってくれただろうか?
本編ラストは「NEW DAYS WONDER」。  STORMの3人の
パワーが爆発した演奏だった!


もちろんのアンコール(「STORM」コール!)で、大拍手で再登場の3人。
「ROLLER COASTER」「TIME OVER」「LIKE A KID」と
「wonderhythm」の名曲を連続で演奏。
思わず体も動いてしまう、POPでパワフルで気持ちのよい曲ばかり!
ほんとにほんとにこれが最後なのかな?
そしてこの日初めてのKUMAくんの長いMC。  「最初は(ラスト
LIVEも)高知だけかな?と思っていたんだけど、やっぱり東京は
行ったほうがいいんじゃないかな?ということになって」と。
そして「東京に来なければ今のSTORMは無かった」と、レーベル
「TV FREAK」や仲間のBAND、東京のSTORM KIDSの
ことを紹介。   深くつながっていたんだね。
最後に「僕は東京という町が大好きです。  刺激的な人がいっぱいで、
俺らが住んでいる高知には無い、キラキラしたものがすごいいっぱい
あるな、と思って。  ほんとにLIVEをしに来るのが大好きでした。
ありがとう、東京!」と。   私には、よっぽど今日のSTORMの
3人のほうがキラキラ輝いて見えたよ。  すばらしかった。
そして最後に「Storm goes on with you」と、ちょっ速の
短いインスト曲(笑)と、「For myself」というめちゃくちゃ激しく
速い曲を3曲。
最後の「For myself」の前にはMASARUくんが、「いつまでも、
いつまでも音楽を愛する気持ちを忘れずに!」と叫んだ。
本当にすばらしい、東京ラストLIVEだった。
ありがとう! STORM!!


LIVE後には、急遽作成したという¥500のデモCD−Rを購入。
音源にならなかった新しい曲が5曲入っていて、最後にこんな
すばらしい作品を残してくれて本当にうれしかった。
そしてPOTSHOTの(笑)小林くんの姿をちょっと見れて
LIVEを見れなかった悔しさを少し取り戻して帰宅。
ちなみに、後日STORMのHPにてアップされたラストLIVEの
写真
を見たら、東京のLIVEもすごくかっこよく写っていたが、
高知の本当のラストLIVEの写真がすばらしくてすばらしくて、
また改めて感動。
LIVE自体もすごかったんだろう。  でも写真を撮った人の
STORMへの愛も感じられた。  いろんな人に本気で愛された、
すばらしいBANDだったんだなぁと、つくづく。
また、いいBANDが1つ解散してしまった・・・。
でも、音源はずっとずっと聴き続けます!
   


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