めさくさ暇です。
今日は週末だけど、翔の家が引越しをするらしくてその準備で会えないわけで。 久しぶりに午前中に目が覚めた。 はっきり言って最悪。暇な日に限って早い時間に目が覚める。 どこか買い物に行こうにも財布の中には2000円しか入ってない(笑)。 一人の時間を楽しめない私はやっぱり子供だなと思ってみたり。 あまりにも暇だから1回生のころの授業で使ってた教科書を読んだり。 高校の数学を解いてみたり。 もはや自分の行動がよくわからなくなってきてる。 ネットジャンキーな引きこもり状態。 メールでまた私が文句言っちゃって喧嘩になるし。 そのまま返事が来なくなるし。
明日日曜なのに今日と同じような日なのかと思うと虫酸が走る。
人間と話したい・・・
これだったら真と初めて会った時と何も変わらない。 何も成長してないな、私は・・・。
大昔に作ってたHPの中に翔との昔の記述が残っているのを発見。 (HPの名前だけは今も使ってるけど。) そこから適当に抜粋しつつ、今の感情も交えて続きを書こうと思います。。。 -------------------------------------------------------------------
秋も終わり、初冬の夜だった。
翔とチャットで初めて話した時のことはあまりよく覚えていない。 ただ、確かその時に翔の住んでたところで地震があった・・・(笑)。 「地震だ〜〜!!」っていう言葉だけはよく覚えてる。 あと私のチャットの喋りで男の子に間違えられた。 めっちゃ女の子な感じのHNで入ってたのに。。。笑
其処のチャットではチャットルームに来るのが何回目か表示されてた。 初めて会ったときは互いに2、3回目くらいだったと思う。 その日は、特に大した事も話さずに落ちた。 私が落ちる際には「早く彼女ができるといいね」などと言った記憶がある。
それから大体1週間が経ち。 私は再びふらりとそのチャットルームを覗いた。 そうしたら、また翔に会った。 今でもよく覚えてるのが、翔がチャットルームに来ていた回数。 軽く数十回は越えていた。
何この人、めっちゃ暇なんだな・・・
そんな印象(笑)。 そして言われたこと。
あのさ、俺ずっと○○(当時のHN)のこと探しててん。 もう1回めっちゃ会いたかった。
私はPCのディスプレイを見たまま固まった。 何を言ってるんだ、この人は。 そんなことを男の人に言われるのが初めてなただただ私は驚くばかりだった。
後でわかったことだけれど。 この時に翔は別に私に恋愛感情なんて抱いていたわけではなく。 ただ普通に話が合うからもう1回会いたいな〜なんて思ったらしい。 男に間違われた位だから友達として気に入られたのではなかろうかと。
だったらもう少し軽く「もう1回話してみたかったんよね〜」みたいに言えばいいものを。 今だから思うことだけれども。 翔の妙な物言いで私の勘違いはさらに白熱。 リアルな出会いではないから相手の表情とかも全く読めないし。 この辺りまだ私はネットと言うものをあまりにも知らなかった。 ただ翔もネット初心者だったから特に問題は起こらなかったからいいけれど。
その後突っ走る(?)私に翻弄され翔もその気になってしまったらしい。 メールのやりとりを頻繁にするようになっていた。
私にとってもはや其処にいる意味を失くしていた学校。 私自身を必要としてくれている人は此処にはいない。
授業が終ればあっという間に家に帰ってPCを立ち上げる日々が続いた。
緊張しつつも初めて電話した時は、初めて聞く生の関西弁にとても興味を覚えた(笑)。 (私は大阪に住んでるけど実家は関西ではないので) でも当時翔が住んでいたのは岐阜。 中部地方に4年近く住んでて全く関西弁が薄れていない。。。 私は変なところで感心していた。
いろいろ喧嘩をしつつも初めて会う日を私と翔は心待ちにしていた。
ただ、周囲の理解は無かった。 ネット漬けの生活を親にも怒られた。 けれどその頃の私は自分の進む道全てを信じきっていた。 誰にも邪魔させたくないと思っていた。
今度の春に翔は大学を卒業して大阪に戻ってくると聞いた。
私は大学の志望校を変えた。 友人は驚き、親は呆れ、担任も「今更・・・」という色を見せていた。 以前からその大学を薦めていた数学教師は「やっとその気になったか」と言われた。 親友と一緒に受けようとしていた大学のための小論文は放り出した。 もっと万遍無く勉強する必要が出てきていた。
今から思うと不思議なくらい私は勉強していた。 親を納得させて私が翔の近くにいるためにはそうするしか方法が無かったから。
そうしているうちに、私と翔が初めて顔を合わせる日がやってきた。
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