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揺りかご

みりあ

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2002年08月07日(水)
Encount on net(1).


今日は・・・
ここには真とのなれそめのことはばっちりかいてるんだけど。
(っていうかそのために作った日記だし。。。苦笑)
まったく放置されている翔との馴れ初めをうろ覚えながら書いてみようかと。
以前表日記のほうでそれを書こうとしたんだけど。
翔が「過去のことなんて書かれても面白くない」と言われたので却下。
そりゃあんたは面白くないだろうよ。。。知ってるんだから(笑)。
でも折角なので翔の知らないところで勝手に書いてやろう、なんて。
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シグマベスト。

高校生の方なら知ってるかな?
参考書のシリーズ。
実家から持ってきていたその数学の参考書を久々に開いてみた。

家庭教師のバイトのオファーがこの夏3件きた。
でも生徒が全部高校生。
英語と数学なら何とかなるけど・・・
現代文とか無理だし(文系のくせに古文以外の国語超苦手)。
選択生物だったのに化学とか教えられないし。

・・・全てお断りしました(涙)。
不甲斐ない自分が情けないわ。

というわけで突然ながら高校の数学の復習でもしようと思い立った。
こんど何か来た時にいつでも対応できるように。
今教えてる子は中3だけど、来年になっても教えてあげられるように。

結構忘れてるもんだけど、意外に記憶が残ってることも多い。
答えあわせをして合っていた時のあの快感はやっぱり好きだ。
つまらない時にふと始めると意外に面白いものである。

高校の時の勉強は、私にとって特別な意味を持っていた。

全てを忘れることができた。
自分ではもはやどうすることもできない人間関係もろとも。
成績が上位に入っているのを見て、崩れそうになっていく自分を立て直してた。
些細なことから激しく仲たがいして離れていった親友。
もう戻ってはこない元親友の後姿を見ながら私は毎日泣いていた。

自信を持って「親友」と呼べたのは後にも先にも彼女だけだったと思う。

勉強するのは好きではなかったけど。
自己効力感を感じるためのツールとしてはとても便利だった。
その中でも数学。
文系だったからそんなに難しい内容でもなかったけれど。
他人に対して優越感を抱くことは簡単だった。
そうでもしていないといつ自分が潰れるかわからなかった。
受験というきっかけは実にいいタイミングだった。

彼女と同じ大学に行こうねと約束していた。
ほとんど一言も話さなくなってからもその不毛な約束は続いていた。
苦手な小論文はD判定。
それでも必死で補講を受けたり、先生についてもらったりした。

落ちる気はしなかったけれど。
なんか何やってるのかなぁ〜と変に思うことがあった。
興味はある大学だけど人のためにわざわざランク落として勉強してんの?
受かったところで私はどうするんだろう?

現実にいるのが嫌だった。
ふと家に置いてあるPCが目に入ってきた。
別の友人が以前チャットにはまって楽しいと言っていたっけ。
訳もわからずに私はチャットの世界に入っていった。

3年前の話なので今ほどネットが普及してなかった頃。
「出会い系」なんて言葉も存在しなかった。
そこのチャットは出会い系じゃなく純粋にチャットを楽しむところだった。
私はなんとなくそこに出入りするようになっていた。

そして、私は其処のチャットで翔に初めて会った。

私と翔はネットの世界で出会ったのでした。



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