昨日のろのろと作っていた肉じゃがの話を真にしたら「食べたい」と言い出し。 夜になってから私の家にやってきた。 とはいっても私が昼に食べてしまい殆ど残ってなくて真の間食程度にしかならなかった(笑)。
おなかすいた〜とわめく私に真はごはん作って〜とねだる。 私は頑なに「やだ〜」と断る。
面倒だという気持ちも確かにあったけど、もう一つ私には作りたくない理由があった。 なぜなら。
私がごはんを作ってあげると何故かその後に真と喧嘩する。 ごはんが原因じゃないんだけれど、どういう訳か不穏な空気が流れる。 そうなってしまうのは嫌だから。
そんなことを思いながらも気のせいだと思い、簡単にご飯を作った。 炊き込み御飯と味噌汁。簡単に。 というよりも数日間ずっと買い物に行ってなかったので食材が無かった(汗)。
真は私の作ったごはんをとても気に入ってくれた。 ずいぶんたくさん食べていたみたい。こっちがびっくりした。
おなかいっぱいになってまったり。 何気なく深夜ドラマを見ていた。 なんか浮気だとか不倫だとかどろどろしたやつ。 見てて気分が悪くなってきた。
でも。 私だってしてることは同じ。 翔に内緒で私は真に会っている。 気分が悪い。 どっちも好きなのに。 好きだという気持ちに嘘は無いけれど、中途半端にしている自分への嫌悪感。 私を好きでいてくれる二人に対しての罪悪感。
苛々したり気分が悪くなったりで「うぁ〜」とかいいながらふとんにくるまってた。 真もそれ見てて気分を悪くしたみたい。 「嫌だなぁ」とか言ってる私に一言、浴びせた。
こんな状態に酔ってるだけちゃうの?
やっぱり。 真も私のことそう思ってたんだね。
不穏な空気が流れる。
やっぱり真はこの状態に満足している筈が無い。 そうして、真は再度口を開いた。
あのさ、これから先この状態で少しでも俺と一緒になりたいっていう気持ちはある?
私は真のこと好きだけど、それでも私の彼氏のことが一番やねん
だから、そんな曖昧な言い方しないで はっきり言ってくれ。俺と一緒になることはある?
じゃあ言う、無い。
人の気持ちにそんなに簡単に2択で割り切れるものなんだろうか。 そう思いながらも。 ここはどちらかに決めることが互いのため。 だから私は「無い」とそう言った。
・・・やっぱりジンクス当たっちゃった。
|