真へ。
ここを読んでくれているかなんてわからない。 この日記のことを教えようかどうか迷ったよ。 ここは誰にも言えないことをしまっておいた日記だから。 だけど、私の気持ちを誤解して欲しくないから 私は、今の正直な気持ちをここに綴ります。
私は本当に真と一緒にいて幸せだった。 初めて会ったのが半月やそこら前だなんて信じられない位、充実してた。 「懐かしい」という言葉が癖になるくらい、 真と会う前のことがとても昔のように思えた。
本当はね、 工事で初めて会ったときのことも私は結構覚えてる。 ここに書くことで余計にその記憶は鮮明になっていってるけどね。
夜桜を見に行ったときも、神戸に遊びに行ったときも。 私は何の後ろめたさもなく恋人同士だと思いたかったよ。 でも実際に遊んで、買い物するのにも一緒にいて何も違和感感じなかった。 その時感じた私の幸せも、きっと本物だと信じてる。
桜が何で綺麗なのか、とかいろんな抽象的なことも 似た感覚でずっと話していられるのは後にも先にも真だけだと思う。 ちなみに彼氏にそういう話しふっかけてみたけど全然相手にされなかった・・・。
今日もちょっと出掛けてたんだけど 帰りの電車の中で、何度も真の家の最寄り駅に行ってしまおうかと考えてた。 最寄りって言ってもかなり離れてるけどね。。。笑 携帯の電源切って行方くらまして真の元に行きたいと本気で思ったりもした。 けど、今の私には思うだけでもはや行動に移せない。
私を見つめるあの眼差しを思い出す度に、涙が出そうになるよ。
楽な道進んでると言われて、私には反論できない。 確かに、私と今の彼氏との関係は周知の事実で、皆応援してくれている。 彼氏が私に対してしてくれていることは数限りない。 このまま身を任せていればきっと幸せになれる。 真が「狭い」と言ったこの揺りかご、私の世界の中で。 「狭くて何が悪い」と私は思う。 けれども私は一瞬だけ垣間見た広い世界に恋焦がれる気持ちを消すことはきっとできない。 楽な道で一生終わっていいのかと思う気持ちも否定できない。
私は恋愛よりも安定と世間体を取ってしまったのかもしれない。 勿論彼氏のことはとても大切だし、好きなんだけど。 彼氏は私がいなくなったら本当に崩れてしまいそうに見えた。 思ったより男って強いもんなんかもしれなくてあっさり立ち直ってるかもしれないけど。 何よりも私が、彼氏と友達に戻った状況というものを想像できない。
真が私に弱さを見せるたびに私はいとおしさを感じていた。 また「年下なのに・・・」とか言われそうだけど。 普段強く見えるからこそ余計に私はそう思うし、 弱さを持ちながらもその弱さを受け入れて強くなろうとする姿は本当に素敵だと思う。
私は、桜が咲くたびにきっと真のことを思い出す。 もう異人館には他の人と行けない。 いつか1回ひとりで浸りに行って来ようかと(笑)。
真には早く私のことを忘れて欲しい。 そのかわり、私がずっと忘れないから。 忘れないことが、傷つけたことへのせめてもの罰。 私はこの20歳の桜の季節を、いつまでも抱え、暖めて行く。 想い出にできるかはわからないけれど。 前に進めるかどうかもわからないけれど。
最後に。 数多くの女の子の中から私を選んでくれてありがとう。 本当に嬉しいし、幸せです。 そうしてくれた真を私は幸せにしてあげられなかった。
真の涙を見て、私の決心は何度も鈍ったけど。 真の私を見る眼差しに釘付けになって私の心は何度も揺れたけど。 私の戻る場所が真の元になる時がいつか来るのかどうかなんて悠長なことを言ってたら 同じことを何度も繰り返してもっと傷つけてしまいそうだから。
ただ、彼氏にできないことを真に投影してただけじゃなかった 私は真自身を好きなんだ それだけはわかってほしい。 ただ、彼氏を失うのが怖い、それだけ。
こんな状態になっても まだ何処かで偶然にでも会えたらいいなと思う私がいるんだ。 未練がましいよね。 あと今回は携帯のメモリ残したままです。 忘れないためにも。
あぁやっぱり住所聞いておくんだった ちゃんと手書きでラブレターにしたためて送りたかったのに。 私は本当は手紙とか凄く好きなんだ(笑)。
明日カラオケに行くんだけど 真のためだけに 真のことだけを思いながら 「First Love」歌って来るね。
ほんとうに、ありがとう。
From みりあ
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