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揺りかご

みりあ

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2002年04月04日(木)
幕引き。


朝、真に家まで送ってもらって、
朦朧としていたらいつのまにか眠っていた。

夕方いくつか真とメールのやり取りをしていたら
ケーキを持って私の家にやってきてくれることになった。
昨日真にごはんを作ってもらってたから今度は私が作る番。
でも買い物に行ってないからあんまり材料が無いんだよなぁ。。。
結局手抜きになっちゃったけど。

私が作ったごはんはわりと気に入ってくれたみたいで一安心。
よかった。
買ってきてくれたケーキも実においしかった。

またいつものごとく一緒にテレビ見たりしてたら。
翔から電話がかかってきた。

私の心が揺れていて、他の道へ惹かれていることを翔は見抜いていた。
そして、中途半端は嫌だと言い
どうせなら別れて新しい道を辿ったほうがいいだろうと

そう 私に言った。

私は何も言えなかった。

あのな、別に俺は別れても険悪になる気なんてないからな?
ただ昔の友達だった時に戻るだけやで。


涙が止めど無く流れた。
私は何でこんな優しく包んでくれる人をここまで傷つけている?
こんなに大切な人を自ら失うようなことをしているんだ?

電話を切った後も私はそばに真がいるのにずっと泣きつづけていた。
真はただずっと私のそばにいてくれた。
真ではなくほかの男のことを思って泣いている私をただ、抱きしめていてくれた。

ふたりとも
全く反対の方向から
私を思ってくれているのが痛いくらいにわかる。

でも私は翔を失いたくなかった。
いざ翔からこう言われて信じられない位取り乱している私がいた。
真は私に少しずつ言葉をかけてくれたけれど
そのときの憔悴しきった私の心には届かなかった。

やっぱりだめなのか
私は真と一緒にいたいという思いはこんなにも脆かったのか
翔が私から離れていったら私はこんなにも脆かったのか

翔にこの部屋の合鍵返してもらわなきゃ・・・
もうあの指輪はめることは二度とないんやな・・・
今までもらったもの返さなきゃ・・・

翔にもらったものを仮に全て返して
翔に関係したものを処分するとすると
私の部屋は殆ど何も無くなってしまう

その位 今の私の部屋や生活の大きな位置を翔は占めている。

今ならまだ間に合う
そう思って、私は真に「もう会わない」と告げた。
私の彼氏という位置を望むのであればもう会うことはできないと。

私だって真に会えなくなるのは辛いけど
私の気持ちが帰るところがあるとすれば翔のところだから
それはきっと当分変わることは無い。
こんなことを何度も繰り返すのはもはや傷をえぐること以外に他ならない。

そして何よりも、私は翔を失うわけにはいかなかった。
もしかしたら、ただ楽だから翔を選んでいるのかもしれない。
けど抜ける穴が大きすぎる。

真は、「もうここにはいられん」と言って帰っていった。

翔は私がやっぱり一緒にいたいと言うと、許してくれた。
ずっと変わらずに好きだと、そう言ってくれた。
でも、あんな別れ方をしてしまった真のことがやはり頭から離れない。

どうして
ふたりともすきじゃいけないんだろう

「嫉妬」なんてものがこの世から無くなってしまえばいいのに

もう、私から心が無くなってしまえばいいのに

真と会う前の状態に戻っただけなのに、
私の心は ただ虚ろに揺れ動くだけ。




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