もみじあおい
佐伯りあ



 わたしのこえはとどきますか?

日常にて。

「当たり前」であること。
例えば。
仕事に、学校に遅刻しないこと。
自分の与えられた役割をこなすこと。

それに対しての、「報酬」ってものは。

例えば。
達成感であったり。
お金であったり。

いろいろあるのだろうと思うけれど。
それでも、当たり前になればなんとも思わなくなる。

それが、慣れっていうものだと思うけれど。
人間は慣れる事のできる人間であり、楽だけれど。
それでも、ちょっと大変だろうなと、そう思う時もある。


だって。
その当たり前ってのも、疲れたりするときもある。
重圧に押しつぶされそうになるときもある。

他人に、想いを否定されたらなおさらのこと。



だから、たまには言葉を返そうと、思う。

「お疲れ様。」
「頑張ったね。」
「えらいね。」
「大丈夫?」

そういうことば。少しで良いから。
態度でもよいけれど。

そしたら、少し頑張ろうって、そう思える気がする。



あなたはがんばったあのひとに、言葉をかえしたことはありますか?






そういうのだけでなくて。
自分のいった言葉にたいして、返事が返ってくる事を。
今更ながら嬉しいと、そう思ったのです。



そういう意味で、つなぐ事が出来るネットはすごい。
メールも電話も。


私がメールをあまり打たないのは。
「返事がかえってこないことがこわいから」

電話をしないのは。
「出てくれなかったら・・・。」


かえってこないことが、当たり前だとおもっている。
被害者的な自分は、嫌いだ。

2004年05月22日(土)
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