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■ミヤコポリス。
2015年08月07日(金)
宮古島二日目の後半。

午前中にシュノーケリングをした池間島との往復の間に

宮古島まもる君
こんな警察官の人形が道端に立っているのを見かけた。これは「宮古島まもる君」といい、交通安全を願いつつ宮古島界隈の路上に立っている。総勢19体もいるらしい。

僕の田舎にも昔こんな警察官のフリした人形があった記憶がかすかにある。しかもそれは時々「ゴゴゴゴ」と回転して向きが変わっていたような気がする。

道端にある交通人形や標識はおおよそ人知れず朽ち果てて忘れ去れてゆくが、ここでは島の守り神、道祖神、またはお地蔵様みたいな扱いの名物となっており面白い。画像は僕がつい買ってしまった「宮古まもる君パーフェクトガイド」である。小冊子程度なのに540円し、

「まもる君に540円。プ」

と嫁に笑われた。

さて、シュノーケリングを終えてホテルの部屋に戻って来た僕ら。

「あー楽しかった!」

娘・R(11才)と息子・タク(9才)は満足しながらも意外と体力を使ったようで疲れ切っており、ベッドで横になるなりグダグダ状態となってしまった。

「昼ごはんどうする?どっか食べに行く?」

「やだー」

動きたくないようで、なんとコンビニでカップラーメン。なんで宮古島まで来て…とせめてもの抵抗として沖縄限定だというマルちゃんの沖縄そばにした。食べた後で

「午後はどうする?君らは海かプール行かない?」

「いかない。ゴロゴロしてる」

子供たちはもうシュノーケリングだけで本日終了となってしまったようだ。

「じゃあワタシは行ってくる」

嫁は浮き輪と帽子とレイバンのグラサンをかけ、再びホワイトニング化したマイケルジャクソンのようになって(前々回の日記参照)海に出かけて行った。娘・R(11才)はテレビを見てるし息子・タク(9才)は3DSをやってるし、なんだか日常と変わらなくなってきてしまった。僕もちょっと考えて

「君らふたりで部屋にいられるかね」

「うん!」

「じゃあパパも行ってくる」

嫁を追う形で海に出かけた。はからずも東洋一の白い砂浜といわれるビーチで嫁とふたりきりになってしまった。ラブラブなカップルなら砂浜に「LOVE」と書いたり

「早く私を捕まえて」

とかキャッキャウフフするんだろうけれどもとっくに枯れているのでそういうことはせず、僕は

宮古島
「あー、いるわマイケル…」

嫁が海に浮いているのを確認したのみ。ひとりふてくされてすごいつまんなそうに泳いでいるように見えるが…。とりあえずほっといて僕は砂浜のパラソルの影の下で寝そべってオリオンビールを飲み海を眺めていたり

宮古島
宮古島と来間島を結ぶ来間大橋の方まで歩いてみたり。

結局後でプールで合流して、滅多に酒を飲まない嫁が珍しく僕のビールを盗み飲みしていたけど。

宮古島
ホテルの部屋から眺めた夕暮れ。今夜の晩御飯は街中の居酒屋に行ってみることにした。

宮古島
離島ながら中心部は盛り場もあり栄えている。ゴミゴミしていて活気があり僕はこういう街は好きだ。

「夜の案内所って看板があるよウフフ」

と嫁が僕にいちいち報告する。本当は僕は海とか自然よりこういう夜の街を探索したいのだけれどもさすがに家族連れじゃそんなことは出来ないので我慢だ。ひと昔前までは「ちょんの間」があってボロい旅館でおちょめちょめ出来たらしい。但し出てくる女性はお化け屋敷レベルだったとか…。

予約していた店に入ろうとしたらRとタクが

「アイス食べたい!」

店の近くにあったサーティーワンを目聡く見付けておねだりされてしまった。

「わざわざ宮古島で食べなくてもいいじゃん。ウチの近くにもあるだろ」

と振り切ろうとしたのだが

「今日は31日でサーティーワンの日だからお得なの!」

などというゴリ押し理論で押し切られてしまった。

アイスを食べ終わってから改めて店に入った。「あかがーら」という地元民謡などのライブが観れる居酒屋である。

ここでもまたオリオンビールを飲む僕。

宮古島
食べ物はグルクンのから揚げとか地元の食材っぽい料理を頼み、嫁や子供達もめいめい好きなものを食べさせていると、やがてライブが始まった。マイクが立ててあるステージに、三線を持った綺麗なお姉さんが…って

あかがーら
「あ、昨日ホテルのレストランで歌ってた人だ!」(これも前々回の日記参照)

Rがすぐさま気付いた。おお、よく見ればその通りだ。なんという偶然。嫁子供がいなければ「これって運命かしら」とか言ってがっついてしまいそうだった。

お姉さんは昨日はあんまり喋っていなかったが今日はわりとトーク多めで演奏した曲数も多めで。瀬名波令奈さんというお名前だそうで。ルックスもキレイだが名前もすごいキレイだ。

何曲か歌った後

「次は『宮古まもる君のうた』を歌います」

とのことで。まもる君は歌にもなっているか…と聞いていると

あかがーら
「あ!まもる君だ!」

突然現れたまもる君コスプレの人(たぶん店長)が現れてドッカンドッカン笑いを取っていた。

あかがーら
僕らの方にも来てくれたし。

このパフォーマンスの後、洗い場で顔をゴシゴシ洗っていた。見ている方は大爆笑だが、毎日毎日ずっとこの持ちネタを繰り返しやっているのだろうかと思うとなかなか手間な仕事である。

「♪みーやこ、みやこまもるくん♪」

「宮古まもる君のうた」はかなりキャッチ―なメロディで頭にこびりついて離れない。僕も子供達もこの時から東京に帰って来るまで何かとこの歌を口ずさんでしまうことになる。

しかし本当に宮古まもる君のコスプレ、面白かったなあ…顔をわざわざ白く塗るとかまるで逆シャネルズ。

今夜は「塗れば宮古(まもる君)」であったとさ。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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