logo
FONTを元に戻す FONTサイズ固定解除

■せっぶん侍。
2005年02月04日(金)
娘・R(1才)と豆撒きをしたかった。

しかし、会社から帰る頃にはRはとっくに
寝ているので、朝やるしかないと思い、前日に
豆を買って帰った。

そして節分の日の朝。

「今日は豆撒きの日なんだよ。ぽーんって
 投げてみな。ぽーんと。鬼は外ー」

早速Rに豆をひと粒渡し、僕もポイっと投げてみた。

「おーーーーーーー!」

Rはなぜか興奮して声を上げた。

「さ、Rも投げてみなさ…あっ!」

Rは豆を投げるどころか口の中にパクンと入れてしまった。
…まあいいか。それが今年食べる、年の数だけの豆だ。

…3秒後にペッと吐いた。

やはりRには固すぎて食べられないようだ。

「ほら、今度こそ投げてみよう。鬼は外ー」

豆をもうひと粒Rの手に乗せて、僕ももう一度豆を投げて
手本を見せるのだが、Rは「おー!」と歓声を上げるだけで
またもや口の中にパクッ。そしてペッ。

娘よ。公園のハトだってもうちょっとモノを考えて豆を
食べてると思うぞ。

Rが豆を投げる前に僕が匙を投げそうになったが、
ようやく2,3粒ポンポンと豆撒きを始めたところで
僕は出勤の時間になった。

「じゃあ、最後にちゅー!」

節分の行事は接吻で締める。
これが我が家の風習。

本当は…会社から帰ってきた夜、Rが寝静まった後で
嫁とも接吻、もとい、節分をし、種まき、もとい、
豆撒きをしたかったのだけれども。

僕が嫁に無断で飲みに行ってからずっと続いている
嫁の冷徹な態度を見ていると、それはもう二度と
叶わぬ夢かもしれない。


日記才人に参加してます。投票ボタンを押してくれたお礼に一言飛び出ます。
初回だけ登録が必要ですがよろしくお願いします。↑





エンピツ投票。こっちもヨロシク。
今日もアリガトウゴザイマシタ。

←前もくじ次→
All Rights Reserved.Copyright(C)
エキスパートモード 2000-2005
梶林(Kajilin) banner

My追加