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■舐める娘。舐める父。
2005年02月05日(土)
娘・R(1才)との朝の戯れ。

「んってゅー。んってゅー」

僕がかつてUFOキャッチャーで獲りまくった
ピカチュウの人形で遊ばせろ、という催促を
するのである。

膨大な数のピカチュウを、汚れないようにと嫁がケースを
買って来てくれて、それに保管しておいたのだが、

photo

もうこんな感じである。
しかもRはこれをいじくり倒すだけでなく、舐める。
ちゅーをする。ヨダレでピカチュウがベトベターである。

着色してあるピカチュウの目や赤いほっぺたなどは
いずれ色褪せてしまうであろう。

かつて僕の弟が小さかった頃、我が家にはこれまた膨大な数の
ミニカーがあった。それを弟は全部舐め尽し、全てのミニカーの
色が落ちてしまっていた。

ミニカーのようにピカチュウが全てノッペラボーになる恐れは
あるが、まさかそれで取り上げるわけにもいかない。

コレクションが滅びていくさま。

僕はそれを親として冷静沈着に受け止めなければならない。
オモチャは使われてナンボだ。

それにしてもよく舐める。Rには叔父にあたる僕の弟の、血が受け
継がれているのだろうか。いや、僕にも舐め舐めの血はある。

とはいっても僕が熱心に舐めているのは嫁の、何と言おうか、
つまり、その、アレであるが。オモチャとは逆に、アレなどは
舐めたり使用することによって色が濃くなると聞く。

僕の舐め舐めによって色が変わっているかどうか。
もう何年も暗い中で行っており、まともに直視したことが
ないから確認できていないけれど。

いずれ視界に入ってくることも無きにしもあらずである。

僕はそれを夫として色素沈着、じゃなかった冷静沈着に
受け止めなければならない。

アレも使われてナンボである…と思う。


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