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■帰って来たの国から2005 再会。
2005年01月11日(火)
昼間、一昨日から実家に戻っている嫁から電話があった。

「今電車に乗ったからあと1時間半ぐらいで帰るよ」

嫁が二度と戻って来ないという最悪の事態はなくなった
ようだ。さもあろう。これから娘・R(1才)のためにも
家族仲良くやっていかなければならんのだ。特にRには
弟か妹を作ってやりたいと思っている。僕だけ一人家に
残されてはそれも不可能ではないか。

これを単身不妊といいます。なんつって。

僕はRに一刻も早く会いたかった。Rの姿、声、
全てが恋しい。帰って来たらすぐさま抱きしめたい。
ああRよ、早く戻っておいで。ついでに嫁。

やがて外から足音と嫁の声が聞こえて来たので、
待ち構えてドアを開けてやると、ベビーカーに
乗ったRがちょうど正面におり、ばったりと目が合った。

「R!お帰り!お父ちゃんだよ!」

「…」

しかしRは僕を難しそうな顔でじいと睨みつけたままだ。
もしかしたら僕のことを忘れたのだろうか?

「R…?」

5秒ぐらいの間があっただろうか。

「けひゃひゃひゃひゃ!」

いきなり僕を指差して大爆笑をするではないか。
Rよ、父を思い出してくれたか。というかこのリアクション、
僕はお笑い芸人か何かと思われているのだろうか。

そんなことはともかく、久方に見るRは僕の目には殊の外
可愛く写り、我が家に帰って羽根を伸ばして歩き回る姿を

「ナイスですね」

とデジカメを構えて撮り、畳にゴロンと寝転がった姿があれば

「ナイスですね」

これまた追いかけて撮影しまくっていた。しかしそれを見た嫁が
「待った」をかけた。

「なんか、その撮ってる姿、エロい」

と言うのである。寝ている娘を上から撮る。言われてみれば
AVの撮影とかそんな感じのシチュエイションを連想させなくも
ない。だが嫁よ。あなたはむっつり助平な

ワイフですね。

photo

確かに少し淫靡な感じもする…のか?


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