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■せっぷん侍。
2005年01月09日(日)
娘・R(1才)が両手を上げて

「ん?ん?」

と僕に声を掛ける。これは「ダッコしてチョ」の
ジェスチャーである。Rはまだ喋れない。

関根勤が真似する水森亜土のような、タピタパーとした
意味不明のつぶやきはしょっちゅう発しているのだが、
人語を喋るようになるまでにはまだ時間がかかりそうだ。
しかしそのRが

「はいはい、だっこか」

と僕が抱き上げようとした瞬間

「だいて」

と言ったのだ。いや少なくともそう聞こえた。

抱いて、とは。エロティークなヴィデオではよく耳にするが、
現実世界では滅多に囁いてもらえない甘美なセリフ。
言われてみたい言葉ベスト3に入ると思う。
まさか実の娘から言われようとは思わなかった。

ちなみに言われたくない言葉ベスト3は以下の通りである。

・一万円からでよろしかったですか。
・テンチョーイチマンエンハイリマース
・一万人の中から選ばれました。

さて、Rの言葉に感極まった僕は

「嫁!聞いたか!今抱いてって言ったぞ」

そばで飯を作っていた嫁にわめいたのだが

「言ってないわよ。たまたまそう聞こえただけ」

何とも冷たいことを言う。きっと嫉妬しているに違いない。
しかしRは僕に抱かれたいことには間違いはあるまい。
僕の胸の中で嬉しそうにニタニタしているRに向かい

「それじゃな、お父ちゃんがチューしてあげる。ちゅー」

可憐な唇にくちづけをしようとしたのだが、何故か

「ウギャー!」

ものの見事に拒否されてしまった。抱かれるのはよいが
接吻はいや。お前は風俗嬢か。

そんなRは今嫁と共に実家に帰ってしまっている。
しばしの別れであると思ってRにお別れのチューを
しようと思ったのに。しかしRには拒否されることも
あるだろうと思い、前の晩嫁と契っておきました。

ダッコして愛撫してまた明日。

…明日本当に帰って来るのだろうか。


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