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■泣く娘。怒鳴る嫁。
2004年11月02日(火)
娘・R(1才)は赤ん坊だからよく泣く。

それは生まれたときから変わってないが、嫁がちょっと
変わってきた。おそらく虫の居所が悪い時なのだろうが、時々

「うるさいのよ!もう!」

Rを叱ることがでてきた。以前嫁の父がウチに来た時に、
人見知りして泣くRに向かってやはり

「うるさい!」

詩吟で鍛えた張りのある声で怒鳴ることがよくあった。

「こんな小さな子に怒鳴ってもしょうがないじゃないの」

と嫁もそれを嫌っていたはずなのだが…と、そんなことを
夜の寝床で話し合っていたら

「あら。それはいけないわ。反省しなくては…」

「おお、分かってくれたか」

嫁は理解したようだった。ハレルヤ。

「でも、実際のところRの泣き声はうるさいでしょう?」
 
「いやー…僕は泣き声ですらカワイイと思うぞ。君はRと一日中顔を
 付き合わせているからウンザリすることもあろうが…」

「そうかなあ」

などとボソボソと語り合っていたところ

「あばー!」

隣で寝ていたRがいきなり起きて立ち上がってしまった。

「うわ!今の話聞いてたのかもしれないぞ」

嫁はRをにっこりと抱きしめ

「泣きじゃくるRちゃんもカワイイってお話してたのよ〜」

「お前は言ってねー!」

「いえ、私もそういう結論に持ってこうと思ってたのよ」

「調子いいんだなあ」

僕も嫁に甘えてくなったので

「ママー。ママー」

と嫁に寄りかかってみたら

「あなた、うるさい!」

今度は僕が怒鳴られてしまった。

僕に怒鳴る分にはいくらでも怒鳴っていいのよ…。

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