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■ホームあぼーん。
2004年07月31日(土)
ホームアローンな僕。

嫁と娘・R(11ヶ月)が実家に帰ってしまった。
これは先々週に僕が「WIRE」というレイヴパーティーにひとりで
遊びに行ってしまったための交換条件である。

ひとり暮らしは10年以上やってきたくせに、一旦同居者が
できてそれに慣れてしまうと、たまにひとり暮らしに逆戻り
させられた時には寂しくて怖くてしょうがない。
ここで甲斐性があれば愛人のひとりでも潜り込ませるのだろうけど。

本来僕は怖がりなのである。子供の頃、ひとり暗い部屋で
寝る時の恐怖が甦って来てしまった。年甲斐もなくホームアローンの
マコーレーカルキン坊やのようにオドオドしてしまう。

まず仕事から帰って来た時、真っ暗な扉の前に何か
黒い物がうずくまっている。

ギャアアーーー。何?何なの?

…よく見たら洗剤が三つほど積み上げられていた。
おそらく新聞屋の仕業だろう。紛らわしいことしやがって。

洗剤を放り込んで家の中に入るやいなや、突然
「かちょーーーーん」と大きくて乾いた音が響いた。

ギャアアーーー。何?何なの?

炊飯器の、ゴハンが炊けた音であった。おそらく嫁が用意して
くれたのだろう。ガスコンロの上には、これも嫁が仕込んで行った
カレー鍋が乗っていた。普段は何だかんだ言ってもこういうことは
しっかりやってくれる嫁。へへっ。おいらに惚れていやがるな。
早速その愛情がこもったカレーを温めて食べることにした。
いただきマドロス。

ギャアアーーー。何?何なの?

辛い。辛いってもんじゃない。痛い。口から胃までが
焼けただれるような思いで食べなければならなかった。
愛情どころか殺意とか呪いとかそういうオドロオドロしいものが
入ってるんじゃなかろうか。

怖い思いも辛い思いも伝えることが出来ない
ホームアローン。

悲しくなったので普段は見れない秘蔵ビデオを見て
いかがわしい部分をいじくって寝た。

マコーレータマキン。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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