logo
FONTを元に戻す FONTサイズ固定解除

■娘に溺れて酒に溺れて飯はこぼれて。
2004年07月17日(土)
毎日新聞に載っている、西原理恵子の「毎日かあさん」
という漫画に、こんな風景が描かれていた。

西原の旦那さんがゴハンをバクバク食っていたら、
ほっぺたに付いていたゴハン粒を、隣にいた娘が
チョイ、と取ってパクっと食べた。
旦那はそれだけで滂沱し、泣き咽びながら酒を
かっ食らうのであった。

娘を肴に酒を飲む。それは「娘酒」と表現されていた。

これだっ。僕もこれをやるんだっ。

僕もメシを食っていたら、隣で娘・R(11ヶ月)がちゃぶ台に
捕まり立ちをしているので、やるなら今だと思い立ったのだ。

おもむろにゴハン5粒ぐらいのカタマリをほっぺたに付け

「ほれ。R。取ってみちらっせ」

Rに顔を近づけた。さあRはどう出るか。

「あばばー…」

Rは僕の思惑通り手をぬうっと伸ばしてゴハン粒を
むんずと掴んだ。しばらくシゲシゲと眺めていたが、やがて…

ぱくっと。

やりおったわ!ありがとうR。お父ちゃん感激。
娘酒じゃー。ホントにこの感動に浸りつつ何杯でも
いけそうである!

しかし喜んでいたのも束の間、勢い付いたRの手は
次なる獲物を求めていた。キラリンと目を光らせ、

「あばばぶわー」

僕のおかず皿にも手を伸ばし、肉やら野菜やらを
鷲づかみにし、こね回し始めたのだ。

「やめてくれー。これはまだ食べられないんだから」

油でギトギトになったRの手を振り解くのに必死で、
娘酒はおあずけになってしまった。

美酒に酔いしれるのはまた今度…。

娘酒とわかめ酒は男のロマンである。

日記才人投票ボタン。投票のお礼に一言飛び出ます。初回だけ登録が必要↑


今日もアリガトウゴザイマシタ。

←前もくじ次→
All Rights Reserved.Copyright(C)
エキスパートモード 2000-2005
梶林(Kajilin) banner

My追加