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■こんなに好きやのに、つれないなあ。
2004年04月23日(金)
「今日は僕がR(8ヶ月の娘)の隣に寝たい…」

「いいよ」

いつも僕・嫁・娘という順で寝ているのだが、
今夜は嫁に懇願して僕が真ん中に寝る事になった。
たまには娘と寝てみたいお年頃。
嫁は快く受け入れてくれた。
何と優しい嫁であることよ。

「ありがとう。お礼に愛撫してあげるよ」

「やだ」

何と可愛げのない嫁であることよ。

つれない嫁は置いといて、Rのすぐ横に添い寝〜。
Rちゃーん、ぐへへへへ、と夜這いの勢いで
抱きしめようと思ったら

Rの顔は僕の反対側を向いて寝ていた。
ソッポを向かれた形になっている。
とても悲しくなったので
こっちを向いてよハニー、と手を握ってみたら

「ぷしっ」

荒々しい鼻息と共に手を振り解かれた。
とてつもなく悲しくなった。この子の前世は牛だろうか。

仕方がないので嫁の乳でも揉んで寝るか…
と思ったら

嫁も僕の反対側、つまり壁に向かって寝ていた。

「嫁、あのね、せっかく僕が真ん中にいるのに
 何でこっち向いてくれないの」

「…こっちの方が落ち着くの」

嫁は夫より壁を選んだようだ。

「なんか仲悪そうな家族だよーーーーーーーー」

僕の魂の叫びもふたりには届かず、それぞれ明後日の方向を
向いたままがーがー寝ているのであった。
僕は愛するふたりと手を繋いで寝たかった、
ただそれだけなのにさ。

川の字になって寝ているけれども
その川の水は父の涙で出来ているのだよ。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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