■狂宴の果て
2001年02月05日(月)
いつも行っているゲーセンの常連仲間のうち2人が誕生日だったので
焼肉パーティー。
今日の主役であるその2人の内のひとり、
ゲーセン店員えもやん(仮名:ガンダム好きなミリタリーマニア)。
僕の隣で始めっから飛ばしてガンガン飲む飲む。
早速酔っ払っていい感じ。
普段は軍人らしく(?)年上の僕に対しては
礼儀正しいのだが今日に限っては
毒舌トークを暴発しまくり。…まあお誕生日だからよい。
「アハハハ!今日は酒の席だし、誕生日ってことで
勘弁してくださいよ〜」
上機嫌で笑いながらスパコーンと僕の後頭部を叩く。
痛いっつうの。
「ワハハハ!痛かったですか?
明日土下座でもなんでもしますから
今日のところは勘弁してくださいよ〜」
もうだめだ。ただの酔っ払いもーど。明日土下座5、6回は
してもらおうか。
「ねえねえ、かじりん、見て見て〜コレかわいいでしょ〜」
僕のお気に入りのかわいい女の子店員Rちゃん。
最近ポストペットにかぶれだし、全身がピンク色になりつつある。
今日はモモの顔がついたヘアバンドを買ってきたらしく、
それを頭につけて僕に見せに来た。
うーん。かわいいね。…わざわざ見せに来るところが(馬鹿)
少し機嫌が良くなった(笑)
パーティーも終わり、さあ帰るか、というところで
「かじりん、ケータイ貸して…」
申し訳なさそうにRちゃんが僕の袖を引っ張る。
ケータイが止められているのだ。
どーせ彼氏を迎えに来させるんだろう…
と内心複雑な心境ながら貸してあげる。
始めから飛ばしまくりの酔っ払いえもやんは
いよいよセクハラ王と化し、Rちゃんに絡み出し、
抱きついたりしていた。
このヤロウ僕のRちゃんに手を出すなああああ!!
と、掴み掛かりそうになったら、えもやん、急に僕の後ろの方を見て
ハッと真顔になり動きが止まった。
ん?と後ろを振り返ったら
Rちゃんの彼氏がニヤニヤしながらこちらを見ていた。
「申し訳ございません」
えもやんはピョーンとRちゃんから離れ
水戸黄門に裁かれた悪役のように
ぺたーんと道路の地べたにひれ伏した。
あはは、「土下座は明日」、と言っていたクセに。
はあ…。よかった…僕やってなくて…。
今日もアリガトウゴザイマシタ。
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