■train,train走ってゆく〜。いや、止まれってば。
2001年01月17日(水)
「痛い!!」
夜の山手線、原宿駅で乗客がどどっと乗ってきて、
扉が閉まった時に女性の悲鳴がした。
どうやら扉が閉まる時に指が挟まってしまったようだ。
左右の扉が合わさるところはゴムで覆われているけど
上の方、扉とレールの隙間に挟まっていた。
周りの人達がなんとか開けようと手で引っ張るが扉は動かない。
そのうち指を挟んだまま電車が動き出してしまった。
「次の駅でこの扉開きますか?」
その女性は痛みで顔が歪んでいる。
「いや、新大久保(3つ先の駅)まで開かないんですよ…」
残念そうに答える隣の男性。
「ええええええ!?そんなああ。痛い〜」
周りの僕らは仕方がないので次の駅に着くまで我慢してもらって、
駅員を探すことにした。
僕が駅員を見つけた時、既に先に見つけた女性が駅員に話を
しているところであった。
僕も、反対側のドアに指を挟んだ人がいる、
と伝えたらその駅員はそちらへ向かっていった。
間もなく業務放送で暫く停車する旨のアナウンスがかかった。
やれやれ。
しかし先に駅員と話していた女性が怒りつつ僕に話してきた。
「あの駅員、そのまま発車させようとするんですよ!
『新大久保で開きますから』って!」
「どれだけ痛がってるのか、まるで分かっちゃいないんですね」
ようやく指が開放された女性が出てきた。指が物凄い紫色の内出血で腫れあがり、
とても3つ先の駅まで我慢出来そうなものではなかった。
電車のドア廻りってやっぱり怖いんだね。
京王線だっけか。扉にキティちゃんのシールが貼ってある。
「ドアに気をつけて!」と。
偉いぞ、キティ。
事故をそのまま流そうとする駅員も怖いが。
皆さんも気を付けて。
「電車のドアに指が挟まれた場合、手ではなく、足をこじ入れろ」
とは元電車運転手の一言アドバイスである。
今日もアリガトウゴザイマシタ。
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