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■母来る。
2000年11月04日(土)
母親がいきなりやって来た。ドアを開けると

「や」

にんまり笑って入ってきた。

先週来るだの来ないだの言っていたので
そんな気配がしなくもなかったのだが
とにかく今日の予定が大幅に狂ってしまった。

ったくもー。

例によって僕の部屋は汚い。母は僕の部屋に入るなり

「ワタシは掃き溜めに舞い降りた鶴♪」

などとギャグをかましていた。
それ、彼女にも言われたよ。

母親というものはいつでも子供をかまっていたいらしく、
も〜うるさいうるさい。

「いやー顔見れてよかったよかった。
 あ!灰皿の吸殻捨てる時はちゃんと水かけなさい!!
 それで太田さん家は火事になったんだから!!
 そーそー言ったっけえ?火事の話…あそこの旦那ったらさあ…」

どーでもよい実家のご近所話がとりとめもなく続くので
生返事をしながらパソコンをぱちぱち。

夕方になって帰る、というので駅まで送った。
改札で見送って帰ろうと思ったが

「は〜別れる時が辛いんだよねえ」

寂しい顔で言うので最初の乗換駅までついていった。
そういえば18の時一人暮しを始めて実家を離れる時も
母親は一人で泣きながら見送っていた。

彼女もおでーとが終わって別れる時も未だに泣く。

この二人、タイプが似てるのかな?
無意識のうちに母親に似た恋人を探しているのかも知れない。

というわけで明日は彼女が来る。

部屋掃除しないと、二日連続でお約束のギャグかまされるはず…。
今日もアリガトウゴザイマシタ。

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