人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2002年12月01日(日) 新宿の夜、歌舞伎町

先週の金曜日の夜、歌舞伎町に行ってみた。

歌舞伎町の一角にあるバラエティパブ『黒鳥の湖』。
そう、それは、雑誌でお見かけしたり、はとバスツアーの日程に組まれていたりする、あの有名オカマ(店員さんが自らそう紹介していたので、ここでもあえてオカマと称する)パブ。このたびはじめて知ったのだが、なんとまあ、23年の歴史があるらしい。
そんなお店にひと月ほど前から予約して、母と2人で行ってきた。

地下2階。入り口の受付で名前言ったら、きれいにお化粧したおにいさんに案内されていざ店内へ。
ショーが売り物なので、舞台をぐるっと囲ったテーブル配置だった。
舞台を見やすい、ど真ん中のテーブルに着き、食事5品と飲み放題。食事は思っていたより味がよくて、ちょっと感動してしまった。

きれいなお兄さんは見ていて目の保養になる。どうやったらひげが生えるなんてこと感じさせない化粧ができるのだろうか。毛深い私にも、是非ご伝授頂きたい。
オカマさんたちも、「ああ、こういう人いるいる」って感じの女性っぷりで素敵な感じで。全体的にちょっと筋肉質なんだけど、ドレスやヒールがよく似合ってた。

ショーはなかなか楽しかった。なんでも、最近内容が変わったばかりらしい。なんだか店員フル出場って感じで、着替えとか大変そうだった。
胸も、豊胸手術している人も何人かいて、みんな小さめで白くてかわいいの。ある意味、私も自信を持ったりして。
下半身を取っている人なんかは水着とか着てたんだけど、足なんか鍛えられた美しさがあった。
全体的にいやらしさはほとんどなく、そこそこの踊りと華やかな衣装と乱暴だけど憎めない毒舌トークが印象的なショーだった。

タイのオカマは背が高くてごつくて胸がでっかくて、って感じだったけど、『黒鳥の湖』は、それに比べるとコンパクトで女性的でかわいかった。ああ、日本だなあって感じ。

そして、発覚した衝撃の事実。
オカマの趣味が母と一緒だった。
あんなに人がいたのに、なんで同じ子を選ぶかな・・・その人、決して美人でも格好よくもないんだけど、なんか目を惹かれるタイプだった。少しぼんやりした表情で、愛想はそれほどない、幼い感じのする『彼女』。
私たち、男の趣味は合わないのになあ。

そんなこんなで楽しかったので、今度は『ギャルソンパブ』か『六本木金魚』に行こうと思う。

嗚呼、本当、成人しててよかった。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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