人生事件
−日々是ストレス:とりとめのない話 【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】
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それが正しい道。
先週末の彼とのデートの中で、居酒屋に入るという出来事があった。 最近の私たちは毎回のデートで居酒屋を使っている。チェーン店のときもあるし、こじんまりとした店のこともある。 この前入ったのは、座敷6〜7、テーブル8くらいのお店だった。
彼は生ビール、私はカシスオレンジ。いつもその組み合わせ。タコのから揚げと魚のカマ焼きはふたりの定番メニュー。 そんなそれらを食しているときに、新しい客が入ってきた。
女性1名、男性4名。
女性はべろべろに酔っていて、もうひとりでは歩けない状態だった。男性のひとりが、もう本当、抱きかかえてやっと立ってる状態だった。だけど、口だけは動いてて、「あたしー生ー」などと席につく前からにぎやかだった。 男性陣もみんな顔が真っ赤で、この店が1軒目でないことだけは確かだった。 女性の服装、男性陣のネクタイから、ああ、披露宴に出席してたんだな、と分かった。
でも、どうみてもその女性、顔色悪く、もう、戻すか寝るかという感じだった。 もしここで飲まれて倒れられて息してないなんていわれても、私、こんな連中に人工呼吸を施したくありません、て思った。
バイトの店員が彼らが入ってくるなり、「お待ちくださいませ」と言った。店員は奥に入った。店長らしき年配の人が出てきた。
「お客様、もうたくさん飲まれているようで、お体のほうが心配なので今日はお引取り願いませんか?」
多分、そんなようなことを言ったんではないだろうか。その年配の人とは前に少し会話したことがあった。頼んだものを忘れられて私が怒ったときだった。彼はとても丁寧な人だった。
新しい団体は、舌打ちしながら出て行った。そして、また戻ってきた。
「この店は、客見て入店拒否するのな!」
そんな台詞を叫んで出て行った。もう彼らははいってくることはなかった。
・・・昔、風呂のないアパートに住んでいた。銭湯は歩いて数分のところにいくつかあったので、特に困ることはなかった。 銭湯には、『刺青のある方お断り』とあった。だけど、行くといつも胸元に真っ赤な牡丹を咲かせた女性がいた。 その銭湯の従業員は、客によってはお断りすることをしていた。 彼女の場合は、特に迷惑になるようなことをされるわけではなかったから何もいわれなかったのだろう。
ちょっと、そんなことを思い出した。
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