人生事件
−日々是ストレス:とりとめのない話 【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】
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「放置プレイ」だなんて人聞き悪い。
先日、彼と電話していたら眠気が襲ってきたので、「そろそろねんねしてもいい?」と訊ねたら、『・・・ええけど。なんでお前はすぐ眠くなるんや?』と問われた。 確かに、金曜日は夜0時過ぎに寝たが、起きたのは土曜日朝10時過ぎ。平日の平均睡眠時間は6時間半くらいのものだから、それより3時間近く長く寝ている。だけど、0時を過ぎたら眠くなってしまった。眠くなってしまったものは仕方ない。 「なんでと言われても・・・」 幼い頃から睡眠だけはよくとる子で、学生時代もテスト前夜一睡もせずに勉学に励む『一夜漬け』なんてとんでもなかった私。一夜漬けは結局、一度もできなかった。 『一緒にいても、気付けば寝てるし。車でもバスでもそうやん。この間も乳触ってたら喜んでたのに、突然、眠いから寝かせろーって、低い声で言うなりすぐに寝入ってたし。お前、メールや電話じゃいくらでも相手するなんて言っておきながら、いざとなったら全然駄目やん』 「はあ」彼の言うこと正しいことだったので、反論のしようがございませんでした。
学生時代、あんまりにも規則正しく眠くなるので、自分は病気かと思ったこともあった。だって、なんでみんな夜通し遊べるんよ? 10代のころも私、オールナイトするときはいつも、2時くらいには店の片隅でみんなの荷物やコートと一緒に丸くなっていたり、カラオケではソファーで身体が傾き半目になって半分死んでたりしてた。夜は活発に活動できない。 だけど、「眠くなる」病気の代表的な症状に当てはまることはなかった。ナルコレプシーも睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)も、それは1日中だったり昼間もだったりするもので、夜になると眠くなるわけではないし、他に日常生活に支障が出るようなこともない。単に私が健康的すぎるだけの話なのだ。
『同じ布団に入っているのに、できないまま寝るなんて虚しすぎるで。最初の頃と比べると、絶対愛情薄れとるわ。しかも、触れていい唯一の相手が手の届く距離にいるのに、できないんで? 触れば「眠い」って怒るし。これじゃ、放置プレイと一緒や』 「ほ・・・放置プレイ・・・?」 それは、エロ用語だよな? でも、こんなん辞書に乗っているわけないし・・・と私は眠い頭で考えてみた。
放置は「放って置くこと」。 「プレイ」は「play」で「芝居、遊び、ゲーム、賭け、作用、演奏」かな、私が思いつける限りでは。 ということは・・・ 『遊び感覚で相手の様子を見ながら放って置いて後で存分に構う』 っていうのと、 『本当にそれをすることでより行為と悦楽が深まるかどうかはある種の賭け』 という風にも取れる・・・ような気もしてきたよ。そうだ、そうなんだ。やるじゃん、私!
しかし、その後の記憶がないのだ。しかも、一体どのように会話を終えて電話を切ったのか、後日思い起こそうとはしてみたが、正直なところ不明だった。
朝起きて、お前は幼稚園児か小学校低学年の子どもか?と自ら突っ込み落ち込む24歳。 生理前と最中なんて、もっとひどく眠くなる。
明日はどっちだ?
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