人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2002年09月24日(火) 書けない理由

理由って、どんな理由なんだろう?

母子健康手帳を交付する際、お母さん自身の名前はもちろんのこと、お父さんに当たる人の名前も書いてもらっている。
だけど、時々いるのだ。お父さんの欄が空欄の人が。

理由を尋ねると、大半の人が「まだ、籍入れてないんで苗字が違うんですが・・・」と答える。(『籍を入れる』という表現についてはここでは言及しないでおく。)
まったくもって、婚前妊娠が多い。妊娠しなければ結婚しない気だったんだろうか?そんなことを考えながらも、「それでも構わないから書いておいてくださいねー」と笑顔。そして、「いつ届けを出す予定なの?」等、さりげなく尋ねてみたりする。

でも、時々いる。

「理由があって書けないんです」

という人が。
この手の人に、若い妊婦はいない。若くても20代後半だ。手に職を持っている人が多く、社会的地位がある。それでも、名を明かせぬ相手の子を身ごもり。

「相手の人は、知っているの?」首を横に振られる。
「産休中、働かなくても大丈夫なだけの蓄えはあるの?」首を縦に振られる。

不倫の末の妊娠なのか、それとも相手に経済力・人柄等に欠如しているところがあるのか。
それはわからないけれど。

でも、堂々と不倫関係の相手の名を書いてくる人もたまにはいて。苗字が異なっていることにも臆せず、「相手の奥さんは今回の妊娠知っていますから」なんて、聞いてもいないのに言われたり。

男女の仲って、複雑すぎ。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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