人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

日記一覧pastwill


2002年09月08日(日) トイレットトレーニングの名残

私は、トイレに行くときには「おしっこ」「うんち」と必ず申告してしまいます。(神奈川県在住、24歳、女性)

トイレットトレーニングって、誰しもが通る道だ。そりゃ、幼少時から麻痺などの障害があればできないけれども、それは仕方がない。けれど、その以外の人は必ずトイレットトレーニングをしている。

始めるなら1歳半くらいからで、3歳前くらいに終わっていることが理想とされているトイレットトレーニング。
それより早く始めたって、子どもに「おしっこしたいと思ったら『おしっこ』とか『ちー』って言ってね?」って親の言葉がわかるかなあ。聡い子も中に入るかもしれないが、そんな、言葉を発することを憶えたばかりの頃に意味を十分理解することは無理であろう。
本格的にトレーニングを始めるまでは、根気強くオムツ替えるときに、「おしっこいっぱいでたね。気持ちよかったね。きれいきれいしようね」「きれいきれいしてきもちよくなったんね。さっぱりだね」と声かけしてにっこり笑ってあげるくらいのもんでよろしいよ。ひとりで立てるようになったからって、おまるに座らせたって、早々うまくいきませんて。ねえ?

そして、次のステップはオムツ内で排泄したことを自己申告できるように教えることだ。「おしっこかうんちでたら、教えてね?」と伝える。できたらほめる。これでもかってくらい、過剰に誉める。できなくてもしからない。(そうだ、この時期に余裕があるようだったら、排泄した時間を大体控えておくとよいかもしれない。次のステップで使えるので。)

で、それが申告できるようになったら「今度は出るかな、って思ったら教えてね?」と伝える。それと同時に、時間を見計らって子どもをおまるに座らせてあげるといい。おまるで排泄できたら「気持ちよかったね。上手にできたね!」とこれまた、すっきり爽快感をアピールしながら誉める。

これを親がゆったりした気分で続けていけば、憶えますよ、子どもは。だって、トイレットトレーニングって、刷り込みみたいなものだもの。毎日毎日やってれば、どうにかなる。だけど、あんまり親が熱心にやりすぎると、子どもがトイレを嫌がるのでご注意。何事もゆったりのったり広い心でどっしりと。・・・他人事だからの意見じゃないんだが。

でも、最近3歳過ぎてもオムツが取れていない子が多くなったと、そういう保育園・幼稚園関係者の声もある。思えば、最近のオムツはすごい進化しちゃってて、快適なんだよね。だから、オムツ内で排泄しちゃっても、気持ち悪さとか感じにくかったり、オムツかぶれもあまり起らなかったりするんだよね。
ふう。

で、私のことなんですが、私、家族内では必ず、行く前に「おしっこ」「うんち」と言い、出たら出たで「すっきりした」「いっぱい出た」と申告していた。最近じゃ、彼の前でも言っていた。・・・それに気付いたときの驚愕感といったら・・・仕事でトイレットトレーニングがうまく行かないって相談受けたときにアドバイスしていて気付いたんですわな。嗚呼。
というか、言い出したのが付き合い始めのまだ恥じらいある時期からだったんで、彼も最初はちょっとビックリしたらしいんですが、短期間でもそれだけの仲になったのかと思ってうれしくなったと・・・あんたバカよ。

私には、20年以上も前に終わっていたトイレットトレーニングの名残が、未だあったみたいで。今年で25歳になる女がこれでいいんかい・・・

刷り込みって恐ろしい。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




↑エンピツ投票釦
My追加