人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2002年08月21日(水) 書物における年の差カップルとか

己のルーツをちょっとだけ浅めに探ってみた。

『ガラスの仮面』が私の初めて買ったまんが本。しかも、なんか知らんが5巻から。真澄氏のマヤへの恋情に悩む姿がとってもツボだった。
その後、色々物色して買いつつ、今にいたる。『キス』『先生!』とか。女が年上バージョンだったら、『いとしのエリー』『めぞん一刻』『サイコメトラーEIJI』『オトナになる方法』とか。最近のマイブームだったら、『スイッチ』かな。

何の話しかというと、まんがだけでなく、世の書物には結構、1歳2歳どころじゃない年の差カップルというのがあります。うちも現実に結構な年の差カップルなんですが、そういうまんがが巷にあふれているってことは、そういうカップルって結構いるのではないかと・・・でも、憧れはするけれども諸問題より付き合わない、ってそんなもんかな。
15離れてますって言ったら、うちのお父さん、どうなさるのかしら。何て言うかしら。一回りくらいいいじゃん(でもうちは一回り以上だ)・・・とは思うけれど、将来のことを考えると暗くなるのは事実。両親の介護と彼の介護かと思うと、先行きは明るくない。いや、本当、光は見えない感じ。

まんがとか小説読んでると、いいないいないいな、って思うことたくさんある。多分、恋愛の苦しい場面でも、それなりにきれいな部分だけだからなんだろうな。付き合い初めとか、新婚場面なんかで終わるから。

嗚呼。

今日、職場に介護保険申請に来た70代後半のおじいちゃんがきた。
おじいちゃんには14歳年下の奥さんがいるんだけど、その奥さんが脳出血で麻痺ある身体になっちゃって、おじいちゃんひとりでは世話できないということだった。だから、介護保険でヘルパーさんに来てもらったり、介護ベッドを導入したいとの希望だった。
結婚した若き日は、おじいちゃんも若い嫁もらえて幸せだったんだと思う。自分の老後は安泰と思ったかもしれない。けれど、実際には妻に倒れられてしまった。
でも、おじいちゃんは妻の世話をするのはを嫌なことと捉えていなかった。大事な相手を見るのは当たり前のことだと分かっているようだった。

連れの介護を厭わない人が己の相手であるのは、幸せなこと。
そんな人が、年齢なんかに関係なく幸せになれるんだと思った今日。

書物の世界にはない現実を見、感動すると同時に己を省みて大分反省。
私は彼とこの先、どうしたいんだろう? 私を欲しいという彼と、どうなりたいんだろう?

夜風が冷たくて、感情を刺激して、なんだか涙が出てきました。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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