人生事件
−日々是ストレス:とりとめのない話 【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】
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2002年08月22日(木) |
ケンカして夜の公園でシクシク泣いてみたり |
前々から言ってあったというのに。
「奎佐はチャットやメッセで、そんなこと普通は隠すやろって思うことまで平気で話しているから、本当のことしか言わない子やなとは思ってはいたけどさ」
そう、私は真っ正直な女。例え、虚言かなあ?って思うようなことが多い場所でも、自分を偽らない女。 だからさ、ちゃんと言ってあったわけじゃん? なのに、なんで私が怒られにゃあかんの。お陰で逆切れ。
私の部屋は乱雑。でも、足の踏み場がないわけじゃない。それに、食べ残しや汚れた食器が部屋にあるわけではなく、本やら化粧品やらビデオやらが、要するに物が出しっぱなしになっている。別に、収納スペースがないわけではないので、「しまう」という行為がちょっとばっか脳から失われているようだ。困ったもんです。 でも、台所とおトイレとお風呂だけはきれいにしてある。それだけは、彼に誉められてしまった。そう、きれいじゃないと使いにくいところだけは『努力』を総動員して頑張っているのだ。だから、お部屋のことになると手が回らない。ついでに頭も回らない。
彼はA型。私はB型。 血液型ばかりのせいにするわけではないけれど、合ってないわ、うちら。 先週、ひと月ぶりのデートだったというのに、5泊6日の初日から私の部屋の未整理未整頓のせいで大喧嘩。 そもそも、先々週仕事が忙しくて疲れてて、片付けどころの騒ぎじゃなかったのだ。お弁当だって作れなかったし、朝夕の食事だって外食で済ませなきゃいけないくらいだったのだ。そんな私に、元気なときでも気が向かない限り片付けしないのに、彼が来るからってきれいにしておけるものか。
「そんなに嫌ならもう来なけりゃいいじゃん!!!」
いつもなら、「もっときれいにしとけ」だの「出したら片付けろ」と言われたら、「あなたやってよ」と言い返す私だったが、今回はぶっちぎれた。
「じゃあ、今から帰るわっ」
遅い夕飯時のことで、時刻は20時過ぎ。私の手作り夕飯もそのまま残し、彼は荷物をまとめ始めた。 お互い、意地っ張りだし頑固なのは重々承知。だから、ここですぐに謝ることなんてできない。 だから。
私は頭を冷やすべく、本当はルール違反なんだけど、次の日の収集のペットボトルと缶ゴミを出しにいくことにした。鍵も財布も携帯電話も持たず、サンダル姿で。
ゴミ置き場の裏手に、小さな公園がある。私はそこのベンチに座った。夜風は未だ生暖かく、星はひとつも見えない、くもった日だった。 彼は探しに来るのだろうか? 私が帰らなかったら、彼は今夜中には帰らないだろうな、とか思いながら。 こんな、おかしな真似したくなかったのに結果的にはバカな行動に出ている自分を笑う反面、彼はもう何もかもが嫌になってしまったのじゃないか、ととっても不安だった。
だいぶ経ってからだったけれども、彼は迎えにきてくれた。私は思わず泣いてしまった。
人と比べれば家には物が少ないのに、片づけができないのは幼少の頃から。今更直らないよ、と告げても、彼は「努力の跡が見れればいいよ」と言った。 努力? ・・・
「ただな、奎佐。どうしても耐えられないことあるんや」「なあに?」 泣き腫らした目で見つめ返すと、廊下のポールにかけておいた洗濯ものの一部を指差された。 「俺がいる間のものは干しておいてもいい。が、その前のものはちゃんととって置け」
ランジェリーのかけっ放しは何よりダメなんだそう。以後、それだけはしまうようにしようと思いました。
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