人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2002年07月26日(金) 同期の悩み、同期の恋

7月26日金曜日。
20時くらいから横浜・氷川丸のビアガーデンで同期男女5人で飲んで、その後23時過ぎ、大さん橋埠頭で同期もうひとりと待ち合わせした。

男女6人、大さん橋で飲んで、微妙に異なる年齢の中で昔見たアニメや流行った歌手などの他愛のないおしゃべりをしてた。ベンチにいた何組ものカップルは、夜も更けてくると徐々に姿を消し、残ったのは私たちと数組のカップルだけだった。
一番年上のおねいさんの終電の時間になったので、場はお開きとなった。

あとから来た彼は、なんだかとても凹んでいた。あまりに凹んでいたので、
「どうしたの?」と尋ねると、
「そのうちうわさで聞くかもしれないから」と彼は言った。
「仕事でなんかつらいことでもあったの?」
「まあ、そんなようなもん」
彼は無理に笑おうとしたが、悲しい思いをこちらに伝えるだけに留まってしまった。

彼と私だけが同じ方面に家があったので、最寄駅からタクシーに乗った。
「彼女欲しいな」とつぶやかれた。
「いやされたいときあるよね」と私は答えた。

私は彼の彼女にはなれない。とりあえず、私たちは来週、気晴らしに焼肉を食べに行くことにした。
彼が話をできる場を提供することくらいしか、同期としての私には思いつけなかったからだ。



彼には悪いが、私は食べる意味で焼肉をとっても楽しみにしている。だって、ひとり焼肉ほど寂しいものもないから。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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